どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー
昔から釣り人の間で繰り広げられる話題&議論と言えば
ダイワ派か、シマノ派か。
なんでしょうね、これ。
釣り人同士で聞きあったり、時にバトルトークを展開したりするけど、絶対着地点が見つからないっていう。
オレも釣具屋時代に沢山見てきましたね。
ダイワ派のお客さんも、シマノ派のお客さんも。中には信者や原理主義者みたいな人もいたかな。
釣具屋辞めてからも、知人からよく聞かれますね。
「ぶっちゃけ、ダイワ派とシマノ派ってどっちが多かった??」
って。
日本の場合この2社が2大巨頭となっているし、どうしても派閥化してしまいやすい側面もあるからね。何気に気になってる人も多いと思うこの話について、元店員の立場で語ってみようと思います。
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
- ぶっちゃけ半々かな。
- 勝負① エギングタックル対決!
- 勝負② ジギング用ハイエンドスピニング対決 !
- 勝負③バス用ベイトリール対決!
- 勝負④磯釣りリール対決!
- 勝負⑤修理・アフターサービス対決!
- とあるシマノ派のお客さんの言い分。
- ただし、リールの巻き心地のシルキーさを求める人はダイワ寄りか。
- まとめ
ぶっちゃけ半々かな。
つまんない結果かもしれないけど、あくまでオレの感覚ですが、総合的に見ると半々くらいのイメージですかね。
勿論、道具は全てダイワorシマノっていうどっぷり派の人ばかりではないけども、少なくともどちらかに偏っている感じは無いかなぁ。
ただ、一部の釣りに関してはどちらかの製品が優勢に立ってると感じる事は多かったですね。
あくまでオレが働いていたお店は、の話だよ。
勝負① エギングタックル対決!
はっきり言って、ロッドやリールに関しては明らかにセフィアシリーズの方が人気だった。
先に断っておくけど、別にエメラルダスシリーズが悪いわけじゃないですよ。
ただ、昔から思っていたのはエメラルダスのイメージカラーは少し万人受けしにくいと思う。
セフィアシリーズのレッドと黒(ワインレッド?)のイメージカラーの方がシックでタックル問わず合わせやすいだろうし。
因みにエギに関しては明らかにダイワ。
値段も基本お手頃だし、性能も申し分なし。エメラルダスヌードが発売された時なんかはマジで売れ方がえげつなかったよ。
冗談抜きで、品出しして数日でほぼ完売するような時期もあったし、売れると分かってるから追加注文するけど、全然入荷しないのよこれが。
全国的に人気だったんだね・・・今でもそこそこ売れてるとは思うが。
一方シマノのエギはですね・・・まぁ、性能は決して悪くないんですが、なんか今一つ売れてる感が無かったかな。理由はよく分かんないけど。
エギに限った話では無いのですが、シマノって在庫をあまり持ちたがらないし、こっちが注文したいと思っても全然在庫が無いって事も多々ありました。ルアーの場合だと、廃盤になるモノがダイワより多いしね。
ある意味賢い経営をしてるんだろうけど、店側としては地味にストレスな事は多かったかな。
勝負② ジギング用ハイエンドスピニング対決 !
ソルティガ VS ステラSWって事ね。
基本的にはオレが働いていた店ではソルティガ推しの方が多かったかな。
買っていく人も、修理やオーバーホールの類で持ってくる人もソルティガが多かったです。地域によると思うけど、オフショアマンにとって信頼のおけるブランドとして確立してた感はありました。
ところがこれね、実はちょっと面白い話があって、ソルティガを長年使ってる人が一度ステラSWを使ってみると、割とコロッってステラSW派に行く人が結構いたんですよw
スタッフの先輩もそうだったなぁ。その人は完全にダイワ派の人で、
「ステラSWなんか絶対に使わねぇ!」
的な感じだったのに、試しに知り合いか誰かに借りて使ってみたら、
「割と良かったから」
って、即自分でも買うっていうw
ただ、それでもソルティガのブランド力や信頼感というのはやっぱり強く感じた。
全般的に見ればスピニングリールに関してはソルティガに軍配が上がるかな?
勝負③バス用ベイトリール対決!
リールに関しては、ある意味一番派閥化しやすいのがバスだと思う。ダイワ VS シマノに飽き足らず、
マグブレーキ VS 遠心ブレーキ
SVスプール VS MGLスプール
みたいな内部機構レベルで派閥化するのは、マジでバス位のもんですよw
で、結論なんですが、これはぶっちゃけ半々だと思います。
正直な事を言えばオレが働いていた当時は、若っっ干シマノ寄りかなぁって感じだったけどね。働いていた当時の感触で言えば、「飛ばすならシマノでしょ」みたいな風潮は結構ありました。
ただ、オレが退職して以降、タトゥーラの発売、SVシリーズの充実等がその流れを変えた感はあるように感じる。
当時の後輩からそれとなく聞いたけど、特に初期のタトゥーラはバカ売れだったらしい。まぁ、あの価格帯でしっかりしてて、飛距離の満足度が高いってきてるからね。
Tウイングシステムを最初に採用したT3は色んな意味で、うーん、だったけど、パカパカしないTウイングシステムはまぁまぁ衝撃的だったしなぁ。
なので、現在は半々くらいでシェアを競ってるような気がします。
勝負④磯釣りリール対決!
レバーブレーキリールですね。
ハッキリってダイワ派が多かったです。
特にハイエンドクラスのトーナメント ISOのブランド力は強固。モデルチェンジする時期になると、事前に予約するお客さんとか多かったなぁ。
エントリー・ミドルクラスに関しても、ややダイワ寄りかな。特にエントリークラスに関しては、シマノのラリッサより、ダイワのトライソを購入する初心者の人は多かったです。性能に関しては大差ないと思うけど、値段が微妙に安いのもあると思う。
他の地域の事は分からないけど、磯に関してのブランド力はダイワが総合的に勝ってるんじゃないですかね。
勝負⑤修理・アフターサービス対決!
最後はコレ。
もう、これは断言しますが、どちらもしっかりしています。
丁寧かつ速やかに対応してくれますので、完全にどちらも勝者でしょう。
なんだかんだ言って、世界に誇る2大メーカーですから。
ただ、クレーム対応となると、軍配はさておき評価は分かれるかもしれない。
これは語りだすと長くなるので、詳しく知りたい人は↓を参照してみて下さい。
元釣具屋店員のオレが語る、竿やリールをメーカーにクレームに出す事のリアルな本音。【ダイワ シマノ がまかつ】 - ex-Clerk.
とあるシマノ派のお客さんの言い分。
実を言うと、
「リールに関してはシマノ派だね」
っていうお客さんはちょいちょいいました。
別にメーカーのこだわりとかはなかったり、何だったら基本ダイワが好きっていう人がそう言ってたんだよね。
で、リールはシマノ派っていうとあるお客さんの言い分でオレもスゲー納得したのは、
「シマノはギア屋だからね」
っていう意見。別にオレはダイワが劣ってるなんて全く思わないけど、これは正直説得力はあると思う。
だって自転車部品で世界シェアの80%以上を獲得してるとかバケモン過ぎるでしょw
純粋にギアを作らせたらシマノに軍配が上がるのは間違いないと思いますよ。
革新的な技術や、斬新なシステムとかはダイワの方が積極的だし、オレはダイワのそういう所は間違いなくシマノより先行ってると思う。
でもリールの根本的心臓部はどこよ??って話になると、当然ギアだよね。
車だってEV車だ、自動運転だ、低燃費だなんだって言っても、本質的にエンジンやミッションがヘボだったら意味が無い。
まぁ、ダイワも普通にしっかりしてるけどね。あくまでここで言ってるのはギアに対する説得力の差の話です。
ただし、リールの巻き心地のシルキーさを求める人はダイワ寄りか。
これは意見が分かれるのを百も承知で言うけど、特にスピニングリールで、巻き心地の滑らかさや静かさ、というフィーリングを最重視する人は、ダイワに行ってる気がする。
オレは正直、リールに関してはシマノが好きなんですよ。どちらかというとね。
ただ、触った瞬間に感動する事が多かったのは明らかにダイワです。ほんの少しハンドルを回しただけで恍惚感さえ覚える感覚は、ダイワ特有のフィーリングじゃないですかね。
13セルテートが出た時とか、衝動買いしかけたのを覚えてますw
シマノも滑らかでシルキーなんですが、どちらかと言えば「ファイトが始まれば分かる」っていう意味で感動する事が多いです。
凄く感覚的な話で申し訳ないです。
まとめ
ありきたりなまとめだけど、はっきり言ってどちらの製品も良いですよ。
両社とも日本が世界に誇る巨大メーカーなんだよね。
安易に一方に決めつけず、両方とも試してみて自分の手で確かめてみる事が必要だと思う。
少なくとも、なんやかんやで日本人は既に最高のモノで遊んでいるんですよ。
参考になれば幸いです。
以上、ムラキでした。
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