どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー
ルアーなんか特にそうですが、フックって長く使っているとハリ先がなまって刺さりや掛かりがわるくなります。ましてや根掛かりを回収して、針先が引っかかっていた場合だと一発でハリ先がダメになる事もある。
もう断言しよう。
ハリは研いだらダメ。
というか時間の無駄です。
どれだけ上手くやっても新品の鋭さは出ないのだから。
化学研磨がどーとか、表面のフッ素加工がどーとかどうでもいいです。
ただただ時間の無駄。それだけです。
今日もぶっちゃけるよ。
大前提としてフックなんて所詮消耗品です。曲がった、伸びた、針先鈍くなったら速攻で交換しましょう。仮にフックが1パック数千円もするっていうならわかりますが、そんなところにケチケチする事がまず間違っている。
それに、やってみれば分かりますが、フックを研ぐのって案外難しく時間も掛かる。仮に上手く鋭く研げてもそこが錆びやすく、ましてや時間かけたのに数投で根がかりなんてしようものなら萎えますよww
だから、フックなんて研ぐのは時間の無駄。元々交換するのが当たり前なんだから「研ぐ」なんて選択肢がそもそも間違ってます。
「現場でフックの替えが無い時はどーすんだよ??」
って?
そこですよ!今回オレが一番言いたい事は。
トリプルフックやワームフック、餌用のハリでも何にでも言えますが、一番消耗しやすく、しかも魚と釣り人を繋ぐ最も大事なトコロなのに、それを十分に用意できていない人が多過ぎです。
餌用のハリやワームフックに関してはそうでもないかもしれないが、トリプルフックでも予備のフックを常備している人って意外なまでに少ない。せめて車位には常備しておいた方が良いよ。
FC STYLE SP ~スキート・リース密着 in H-1GPX~
2013年にアメリカの超凄腕のバスプロ、スキートリースが日本の長門川・将監川で行われたH-1グランプリに参戦するために来日した。
ハードルアーオンリーのトーナメントで、日本特有のプレッシャーの高さやフィールド事情等、普段のアメリカでの釣りとの違いを感じつつ、初めてのフィールドで5位入賞という結果を残した。
色々アジャスト力が凄かったようだが、当時の雑誌の記事を読んで感心した事がある。彼が面食らった事の一つが根がかりの多さだとか。
水中のゴミ等が多く、クランクベイト中心で釣りを展開していたリースはプラの日は頻繁に根がかっていたらしい。
しかし彼はこれにアジャストするために、クランクのフックのサイズを落とすためにその場で交換していたのだとか。しかもその時彼が取り出したBOXは、トリプルフックだけがびっしり収められたフック専用のモノだった。
当然次の日もフックサイズを落としたクランクを使用し、何だったらフロントのトリプルフックの1本をペンチで切って、さらに根がかりしづらくしていたのだとか。
ハリ先の鈍りとは少し話が違うかもしれない。でも一見誰でも出来そうなことだけど、果たしてここまで素早くフックの交換に対応できる人、対応できる準備が出来ている人はどれだけいるだろうか?
フックは重要だからこそ愛着や執着心を持ってはいけない。
オレも昔はシャープナーで研いだりする事もあったけど、ある時気が付いた。
所詮、いくら丁寧にやったって新品の鋭さには絶対に敵わない。
残念ながらそれが事実です。
結局は新品の鋭さが一番信頼性は高い。その信頼性を捨ててまで、わざわざ鈍ったフックを無理に尖らせたってかえって可哀そうです。フックが。ましてそれでばらしたりしたら泣くに泣けないよ・・・ほんと元来針を研ぐって難しいのですよ。
何回も書くけど、1パック数千円もするモノなんかじゃないよ、フックなんて。自分が使うハリの予備位しっかり用意しておこう。
フックには非情であれ!!
鈍くなったフックには感謝して静かに引退させてやろう。
以上、ムラキでした。
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