リールのメンテなんて「水洗い」だけで9割事足りる!元店員がメンテの本音語るよ。

どーも、ムラキです。

元釣具屋店員です。

いらっしゃいませー

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「リールってどのくらいの頻度で注油したらいい?」

「オイルってどこにさすの?」

 

お客さんからこういった類の質問を受ける事は多かったです。言うまでも無くリールはメンテナンスが必要です。それは間違いない。

 

が、

 

はっきり言って世の中に溢れているメンテナンス方の殆どは本質から「ズレてる」そして「やり過ぎ」です。

 

もう断言するね。リールのメンテは、

 

海水での使用であれば、水洗いだけ。

淡水であれば、放置(ベイトは少し話が変わるが)。

 

たったこれだけ。

これだけで1年位注油なんてほぼ要らない位です。

 

細かい事言えば、「まぁ、やっておけばよりベター」というのはありますし、ベイトリールだと定期的に注油した方が良いところもありますが、基本これだけでイイです。

 

メンテナンスで一番大事なのは「水洗い」、そしてそのやり方とタイミングだね。

 

今回もぶっちゃけるよ。

 

目次

 

08バイオマスター2500Sを2年間メンテしなかった結果。

ここまで読んで「いやいやふざけんなよw」「ベアリング錆びたらどーすんだよ」という声が聞こえてきそうです。分かるよ。でも何故オレが断言してこんな事を言えるのかというと、実体験があるからなんだよ。

 

今はもう手放したけど、08バイオマスターを9年位前に買って長い事愛用していた。で、オレは実験したんですよ。このリールで。

 

注油も水洗いもオーバーホールも一切しなかったら、どれ位まで使えるか?っていう。

 

使用状況としては、週に平均して3~4回、1回の釣行での平均時間は感覚的に4~5時間位。エギングを中心に2500番台を使用するソルト全般、バス、サビキやちょい投げで使用、家に帰ったら部屋の棚に置くorバッグの中に放置。

 

こんな感じの使用です。

 

結論から言うと2年。2年使ってようやくラインローラーからシャリシャリ音が出るようになった。が、それ以外は全く問題なし。

 

ラインローラー関連の部品交換してそれ以降は、水洗いだけでほぼほぼ何もせず。手放すまでの8年間で結局異常らしい異常はラインローラー以外は無かった。

 

これマジですよw

 

正直言ってオレはかなりずぼらな方だから、元来メンテの類は面倒だから出来るだけやりたくない。でも、このバイオ以外でも、水洗いだけはちゃんとやっている。それだけのメンテで、今までの釣り人生で1~2年の使用位でギアにゴリが出た事なんてないし、ラインローラー以外で異音が出た事も無い。スピニングでもベイトでもね。

 

だからオレは断言できるのですよ。少なくとも今のリールは皆さんが思っている以上に頑丈なんです。みんなもうちょっとメーカーを信じようぜww

 

水洗いこそリールのメンテの基本かつ主軸。

勘違いして欲しくないけど、冒頭にも書いた通りリールにメンテナンスは必要です。オレは「メンテナンスなんかいらない」と言いたいのではない。

 

水で流す、これが一番大事なメンテ。

というのを言いたいのですよ。だってリールを悪くする最大の元凶は塩分なのだから。

 

オイルやグリスの塗布なんてはっきり言って二の次。まずは元凶をしっかり落とさない事には話にもならない。

 

それに、ぶっちゃけオイルやグリス切れなんて、少なくともスピニングリールであれば余程の事が無い限りたかが1年位の使用ではまず起きませんよ。むしろオイルやグリスを注し過ぎて、余計にベアリングや可動部の動きを鈍らせてしまう可能性だってある。

 

で、水で洗うと言っても、当然やり方とポイントはあります。

 

①ドラグはガチガチにしっかり締める。

これ重要。万が一ドラグ内部に水が大量にしみこむと中のグリスと水が混じってしまい、ドラグの効きが非常に悪くなる可能性もありますから。

 

リールの役割として最も大事な部分の一つなので、ここは絶対に意識しよう。

 

②ラインローラー、ハンドルノブ周辺、ベイトであればスプールとクラッチ周りは特に念入りに。

ラインローラーやハンドルノブは、機種によっては必ずしもベアリングが採用されているわけではないけれど、回転部で最も潮を浴びやすく貯めやすいので、ここはしっかり流してあげよう。

 

ベイトだと、ハンドルノブ以外にもスプール周辺にも潮が付着しやすいし、クラッチ部に潮が溜まってしまうと、クラッチのキレが硬くなることもあるので、ここも丁寧に洗ってあげよう。

 

③出来れば釣りが終わってすぐに真水で流してやるとベター。

絶対ではないけど、これはおすすめ。軽くでイイです。勿論家に帰ったらまたしっかり洗ってあげよう。車に水道水を入れた500mlのペットボトルを用意しておくのをオススメします。

 

コレをしっかりやれていれば、リールの寿命は大分変わるような気がしますね。

 

潮を流すまでの時間は早ければ早いほどいいよね。

 

④洗い過ぎは禁物!

これも大事な事。いくら水洗いが必要と言っても、長く多くやり過ぎてもリールにとってプラスにはならないし、内部に水が入り過ぎて別の問題につながる可能性も0ではない。

 

目安はシャワーや蛇口からの水は手を軽く洗う程度の量。上で上げた個所も含めて、必要な部分に必要な洗い方をするには十分な時間と量のはずです。

 

以上この4点を意識して貰えれば、1年間注油無しでも普通にリールは維持できますよ。

 

ただし、流水での洗浄が推奨されていないリールもあるので注意。

今はもう少なくなったけど、海水対応なのにシャワー洗浄できません、っていう仕様のリールも世の中にはある。昔のジリオンとかがそうだったなぁ。オレからすると意味不明なんだけどね・・・いや、水で流せないのに海水対応してねぇよっていうw

 

内部の機構的な話なんだろうけど、タイラバで使ってたジリオンを俺はシカトして普通に洗っていたし、別に大きな問題も無かった。1回だけギアにゴロツキがでたけど、単純に使用年数の問題だと思う。

 

なんにせよ、そういうリールであれば洗う時間と量はより気を付けよう。

 

ぶっちゃけ淡水だったら基本放置しててもOK。

潮を浴びないのだから、そこまで気にしなくていいです。水洗いさえ要らないです。ホント気が向いた時に洗って、たまに注油してあげれば十分です。

 

でも、メンテで病的なまでに拘る人が一番多いのが淡水なんだけどねw

 

ただ、土ぼこりを多く浴びたり、泥っぽくなった時はウェスで大方拭き取って、水で流してあげた方が良いとは思いますけどね。土の粒子もバカに出来ないので。

 

それでも注油しておいた方が良い場所もある。

いくら水洗いが一番大事と言っても、勿論定期的に注油しておいた方が良い場所もあります。

 

これはやっぱりラインローラーとハンドルノブ。上でも書いた通り、一番潮を浴びやすい回転部だからね。

 

ベイトリールであれば、スプールベアリングや、スプールシャフト受けのベアリング。飛距離やキャストフィールに影響が出るし、何よりキャスト毎に高速回転を繰り返す箇所なので、単純に負担も掛かりやすくオイルも比較的消耗しやすい。それと、レベルワインダーですね。まぁ、ここは粘度の高いグリスを塗布するし、これは正直そこまで意識しなくても良いけど。

 

注油するならどの位の頻度で??

無難にやりたいなら1ケ月に1回で十分です。

 

当然人によって、使用頻度、魚種、使い方は様々。でも、ざっくり注油する目安を挙げるならそんな感じですね。因みにオレは2,3ヶ月に1回程度だけど、別に問題ないですよ。

 

ただし、上で書いたベイトのレベルワインダーに関しては、半年に1回もやれば十分です。グリス塗布する箇所なのでそこまで神経を使わなくても大丈夫です。

 

一応これも書いておくけど、ダイワのスピニング機種の中には、回転性能維持の為にマグシールドをラインローラーに採用した機種もあります。

 

そういった機種に関しては注油が不要、というか下手したらトラブルの元になるからやめておきましょう。

オイルやグリスを注すなら何を使うの?

粘度が低く、より回転性能をスムーズにしてくれるサードパーティー製の油脂もありますが、基本的にはメーカーの純正品でOK。

 

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で、
 
個人的に持っておいて欲しいのはパーツクリーナーなんですよね。ラインローラーやハンドルノブ、スプールベアリング等に使って欲しい。
 
リールのメンテは塩分を流す事が一番大事だと書いてきたけど、ベアリングだって全く同じです。塩分は勿論、カスやゴミの付着混入・・・そういった回転や動作を悪くする異物を、パーツクリーナーで古い油脂と一緒に定期的に流し落としてあげよう。
 
毎回やる必要は無いけど、ある意味ベアリングの水洗いみたいなものだね。
 
それと、パーツクリーナーは絶対に”樹脂に対応した”モノを使おう。金属にしか使えないクリーナーだと、樹脂製の部品に付着すると痛めてしまう恐れがある。
 
オススメはZPIのF-0。
 
定番品と言っても良い製品だね。
 
 
オフィスZPI F-0 パーツクリーナー

 

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それと、パーツクリーナーでベアリングを洗浄する時は、出来るだけベアリングそのものを取り出してから注した方が良いです。これは単純に、ベアリング内部のカスや異物を流しやすくするためですね。もしくは、流れたカスや異物が他のパーツに付着しないようにするため。
 
ラインローラーやハンドルノブ、ベイトリールのサイドプレートのベアリングなんかは、分解表を見ながらやれば簡単にばらして組み込み直すのも楽な箇所。
 
特殊な工具がほぼほぼ必要ないので、ベアリングの掃除をする時はチャレンジしてみて欲しい。
 
最後にもう1つ!
 
サードパーティー製の油脂に替えたい時は、必ずパーツクリーナーで古い油脂を流す必要があります。
 
油脂は製品によって粘度や配合されている成分が異なる為、違う油脂を混ぜてしまう事で油脂が流れ落ちてしまったり、最悪飛び散った油脂類が余計な場所に付着して動作が悪くなる事も考えられます。
 
「~社のオイルはヤバイらしいから早速ベアリングに注しちゃえ!」
 
っていう失敗を、過去にオレはやってます・・・ほろ苦い。

オーバーホールに出すのは1年に1回、出来れば見積もり位は見てもらうとベター。

メーカーは1年に1回と推奨してるし、実際その通りだけど、ここで書いた事をちゃんとやって、使用してきて特に不安に思うようなトラブルも無ければ必ずしもOHは必要ないです。

 

ただ、見積もりだけなら仮にキャンセルしても1000円も掛からない手数料で済みますし、ギアやベアリング等の摩耗具合を見てもらって、自分の判断で「ここは別にそのままでも」と思えばそういう指示を出してオーバーホールしてもらうことも出来ます。

 

メーカーに見てもらう機会を年一で設けるのはありだと思いますね。 

まとめ

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ハッキリ言って、みんなやり過ぎ、いじり過ぎです。その割には、大前提でもある水洗いを軽視している人も多い。

 

それにリールのセッティングって、実は我々が想像している以上に緻密な計算と設定の元組み込まれていたりします。例えばビスを締めるトルクだって、明確な数値設定があったりするくらいです。

 

別にばらしたからって、すぐに性能が悪くなるなんてこともあり得ないけど、かといってメーカーでセッティングされた部分を余計にばらしてまで注油しないと維持できないようなリールなんてないですし、下手にいじった事で、防水性や水の排出性が変わる可能性も0では無い。

 

ラインローラーやハンドル回りなど、余程構造も組み込みも容易な場所なら話は別ですが、餅は餅屋。ディープなトコロはメーカーに任せて構いません。

 

長く遊ぶ道具だからこそ、道具を信じよう。

 

勿論、ばらしたり、自分で細かく手入れするのが好きな人はやるのは良いと思います。

 

あくまで、普通に釣りする分にはそんなディープなトコまでやらなくても維持できますよ、っていう話です。

 

いじり過ぎないっていうのも実は大事な事ですよ。

  

以上、ムラキでした。 

 

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