どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー
最近YOUTUBEで見つけた動画の中で、これはなかなか面白かったので共有したい。
久保野直伝 鈎解説【がまかつフィールドテスター久保野孝太郎】クボジキ
がまかつのフィールドテスター、久保野幸太郎氏による鈎の選び方の動画なんだけど、非常に分かりやすい解説だし、語っている内容も超面白い。
がまかつって、説明が下手くそな人間ばかりだと思ってたけど、素晴らしい解説が出来る人もいるんだね。
鬼才、見習え。
松田稔が語るマスターモデル2 in ジャパンフィッシングショー2018
1杯引っ掛けてきたような解説をよくみんな我慢して聴けるな・・・w
閑話休題。
なんにせよ、鈎先の向きや形状による使い分けの話はどんな釣りにでも役立つ話だね。
ましてや、がまかつのフカセ用の鈎って嫌がらせレベルの多さだからね・・・似たような名前ばかりで、釣具屋時代、品出しで何回もミスったし。
この動画の話はメーカー・餌・ルアー問わず釣人ならぜひ見て欲しいね。
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
自信を持って使える、気に入った鈎をまずは作れ。
動画の冒頭と終盤でも語っているけれど、鈎を選ぶ上でまず大事なのは、気に入った軸となる鈎を作る事。
その軸を元に、状況に応じた使い分けを展開していく・・・ある種釣りの基本とも言える話かもしれない。
とは言っても、初心者には少し難しい部分もある。でもある程度釣りを覚えてきたら、自分の釣りに合うモノを探す努力は絶対に必要だね。
フックなんて、1パック何千円もするもんじゃないじゃん?ましてやラインとかと違って、状況に応じて簡単に使い分けがしやすいアイテムだし、フック1つで掛かり方に雲泥の差が生まれる事はザラなのよ。
それなのに、ある程度歴重ねて特定の鈎しか知らないって、結構な思考停止具合だと言わざるを得ない。
メバリングで学んだ、鈎先の向きで掛かりが全く変わる真実。
思考停止していたのは実はオレなのよ。
それを痛感した出来事はいくつかあるけど、特に衝撃的だったのはメバリングのジグヘッドリグでの掛かりの差。
メバル狙いのジグヘッドリグと言えば、ゆっくりただ巻きで使う事が一般的だと思うけど、オレは割とアジングみたいなリフト&フォールの釣りで使う事が多い。
で、アジングでもそうだけど、リフト&フォールって基本フォールで”コッン!”ってアタリがくる場合が殆ど。
で、この手の釣りって、掛けるのを重視して鈎先が軸に対してストレート、もしくは外側を向いたタイプを使う事が多かったんだよね。
こんなやつ↓
ダイワ(Daiwa) ジグヘッド アジング メバリング 月下美人 SWLジグヘッド SS 黒 1.0-#8 954730
- 出版社/メーカー: ダイワ(DAIWA)
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ダイワ(Daiwa) ジグヘッド アジング メバリング 月下美人 SWライトジグヘッド SS OG 0.8g #8
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うん、まぁ、確かに掛かるのよ。で、ショートバイトも確実に拾うのよ。
でも、どんなに頑張ってアタリに備えて速攻でフッキング入れても、口の奥で掛かる事が多かった。
「別にいいだろ、掛かるなら」
って思うでしょ??
ノーノーノー。
これね、口の中で掛かってしまうと、実はメバリングでは地味に釣果を落とすし、釣人のテンションも落とすのよ。
何故かっていうと、
①鈎が外しづらくて、手返しが落ちる。
②メバルへのダメージが大きくなる場合がある。
この2点がその理由。
①は魚体自体が小さいし、フォーセップみたいな細い鈎外し使っても地味に面倒なのよ。バタバタ釣れ始めたタイミングで口の奥で掛かると、逆にチャンスを逃ししてしまって意気消沈…っていう事が何度もある。
②は、釣った魚は全て食う!っていうワイルドな人は気にしないだろうけど、リリース前提だと結構気が滅入る。
少しエグイ話だけど、口の中から眼に刺さってしまうケースもよくある。特に15cm以下の小メバルが食った時とかはね。
これさ、①にせよ②にせよ、釣人として負けた気分になるのですよ。
オレが漁師ならぶっちゃけどうでもいいかもだが、オレは釣人。
納得のいくテンポで、納得のいく掛かりで気持ちよく釣りがしたい。
で、試しに使ってみたのがアルカジックジャパンのジャックアッパー。
Arukazik Japan(アルカジックジャパン) Ar.ヘッド ジャックアッパーNano 1.0g-#12
- 出版社/メーカー: Arukazik Japan(アルカジックジャパン)
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鈎先にネムリ(軸に対して内側に鈎先が向いてるモノ)が入ってるんだが、もうね、全く釣りが変わる。
正直食いがかなり浅い時は当たっても拾いにくい時もあるが、掛かったらほぼほぼ上あごの正中ど真ん中。
そしてばらさない。
これが最高に気持ちいいのよ。
釣人として勝った気分になる。
鈎外しも楽で手返しが良いし、魚へのダメージも抑えやすい。
鈎先の向き1つで、掛かり方は当然として、釣りの世界や気分も全く変わる事を知れた良い経験だったね。
おわりに:フック選びはある種の学問。
大げさかもしれないけど、フックは学問ですよ。マジで。
軸の線径1つで掛かりの深さや食いの深さが変わる事もあるし、ちょっとしたフトコロの違いでばらしにくさやフッキング性が変わる事もある。
鈎が変われば釣り味が変わってくるし、研究すれば研究するほど奥が深くなる。
オレは持ってるルアーや、釣った魚について沢山語れる人よりも、鈎への拘りを熱く語れる人の方が好きだね。
釣り味の差を知りたければ、鈎は試行錯誤するべし!!
以上、ムラキでした。
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