どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー
元釣具屋店員といえ、オレはムチャクチャ釣りが上手い訳じゃないです。でも、今まで釣りを通じてあれこれ模索してきた中で、
「ここがキモか!」
っていう、衝撃的な気付きは何回か経験してきたし、それを意識し出してから明らかに釣りが変わった。
その気づきはいくつかあるが、衝撃の度合で言えば、TOP3は間違いなく以下の3つである。
①水温を測る重要性。
過去にもしつこいくらいに語って来たけどね・・・
②雨は釣れる。
これも無茶苦茶大事。ステラより、高いレインウェアを買う方が魚に近づくね。
そして今日語る3つ目。
③ラインに仕事をさせる。
ここに気が付いてから釣りに対する考えは大きく変わったと断言できる。
ハッキリ言って、初心者と中級者を分けるポイントでさえあると思う。
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
ラインさばきが上手い人に、釣りが下手な人はいない。
ラインを上手くさばける人、というより”さばく意識”がある人に釣りが下手な人は存在しない。
・流れに乗せる
・たるみをもたせる
・真っすぐ張る
・余計な動きを与えない
・・・etc
色々あると思うけど、”釣れる秘訣”というのは多くの場合、このラインを上手くさばき、ラインに仕事をさせる事につながっているとオレは思うね。
潮や流れにラインを”乗せろ”
これはある意味、あらゆる釣りに基本と言えるんじゃないか??
例えばルアーで言えばドリフト。
シーバスではかなりポピュラーだけど、潮や河の流れにラインを乗せ、馴染ませ、魚が待ち伏せてるであろうカバーや潮の壁、流れの澱みに送り込むテク。
ただほっとくだけでしょ?
昔はオレもそう思ってた。まっ、あながち間違いではない事もあるが、案外これが難しい。ラインのたるませ方次第で流れるコースがかなり変わる。
正直ドリフトや、流れに乗せるテクニックに関してはオレもまだ課題の1つ。
でも、極めてナチュラルに、静かにポイントにアプローチさせるための基本とも言えると思う。
エサでもルアーでもね。
事実、釣りが上手い先輩はフカセでもルアーでもコレが丁寧だったのを覚えている。
リールで動かさずに、”ラインに”動かしてもらう!
これは、ルアーでは特にムチャクチャ大事な話。
例えば、S字形のビッグベイトの基本は、ラインを張らず緩めずキープしながらゆっくり巻いてくる事。
リールでラインを動かすというより、ラインがたるむ際に引っ張る力でルアーを動かし続ける・・・というイメージだね。
オレ自身はビッグベイトの釣りってほぼやらないけど、この張らず緩めずの重要性を知ったのはテキサスリグ。
ラインにたるみを持たせながら動かす事で、よりナチュラルに引いてこれるし、釣りにストレスも減るから、釣れる魚が冗談抜きで倍増した。
この経験は、魚種、ルアー問わず幅広く活きてると断言します。
ワームの釣りで”放置”というテクニックもあるよね。
ほっといたら釣れた!みたいなラッキーバイトもあるけど、あれは確かにワームが勝手にフワフワ動いてくれるというのもある。
けど、実はそれ以上に”ラインが”ワームを自然に動かしてくれている部分もオレは大きいと思う。
流れや風、ラインの伸縮、沈下・・・色々あると思うが、人間が動かすより、ラインに動かしてもらうという意識を持つだけで、釣れる魚は確実に増える。
真っすぐ張って、ルアーとラインの仕事を”邪魔”するな!
これは例えばバスのクランクベイト。
意外と知られていないけど、この手の潜るルアーというのは、ラインがカーブしてると潜航深度がかなり変わってくる。
特に深く潜るモノはそれが顕著に影響されるね。
潜航深度3mのクランクを投げて、深いレンジを探ろうとしても、着水点から自分までのラインがカーブしてると、2m・・・下手すればそれ以下の深度しか潜らないっていう事態になる訳。
だから、ラインを真っすぐ張ってあげないと、この手のルアーは意図した使い方が出来無いのよ。
逆にコレを利用して、風に乗せて絶妙にカーブさせてから潜航深度を調節する・・・っていう超エキスパートもいるらしい。
天才かよ・・・
なんにせよ言えるのは、ルアーの機能を邪魔しないコツは、ラインを確実に張り、ルアーを引っ張るラインの仕事を邪魔しない事である。
おわりに
世の中にはいろんな釣りがあるけれど、
リールが無い釣りはあっても、ロッドが無い釣りは存在しない。
極論、手釣りみたいなフィジカルな釣りもあるが、それでもラインが無い釣りは絶対に存在しない。
ラインは魚と人間を繋ぐ”糸”であり、実はもう一つの自分の”意図”でもある。
うん、上手い事言えたなぁ、って我ながらドヤってる。
でもこれは事実です。
釣りがなかなか上達しなくて悩む人は、ラインに仕事させる。この意識で釣り場に立ってキャストして見る事をおススメします。
確実に釣りが変わりまっせ!
以上、ムラキでした。
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