どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー
偏光グラスは、ロッドやリールに並ぶメチャクチャ大事なアイテムだよね。
ある程度釣りに慣れてくると、ロッドやリールの性能よりも”見ること”の質を上げる事が重要にさえなるかと思う。
が。
そんな偏光グラス君ですが、ロッドやリールと比較して、釣具屋ではそこまで売れません。
オレも職業上色んな人と話してきたし、自分自身の経験からも言える事ですが、
「この人絶対損してるよ・・・」
っていうのを、偏光グラスについて話してると思う事が沢山あります。
特に中級者の人。それなりに慣れてるし、ちょこちょこ釣ってるのに「勿体ないなぁ」と。ある意味、偏光グラスにお金を掛けられるか否かが中級者の一つの壁じゃないですかね。
いつまで安い偏光グラスで消耗するの?
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
- 大前提:この記事は初心者の方に向けた記事ではないよ!
- 偏光グラスにケチる中級者が言いがちな事。
- ストラディックやカルディアと同等以下の価格で、タレックスレンズの偏光グラスは買えるよ。
- 新しい世界を見に行こうぜ。
大前提:この記事は初心者の方に向けた記事ではないよ!
ここは先に言っておくね。タイトルにある通り、あくまで中級者以上の話です。
初心者の方であれば、そこまで無理して高い偏光グラスを買う必要は無いと思います。ハイクラスのモノだと下手なロッドやリールより高いし、最初の1本は数千円のお手頃のモノでも全然構いません。
初心者の方や、まだ偏光グラスを持っていない人はこの記事も参考にしてみて欲しい↓
なので初心者の方は、この記事はステップアップしていく上で参考にしてみてね!っていう感じで読んでもらえたらと思います。
偏光グラスにケチる中級者が言いがちな事。
ある程度道具も揃い、拘りも出てきて、釣り方やテクニックも一通り身に付いた。
そんなある程度慣れて来た中級者の人だからこそ、意外と偏光グラスにケチりがち。ロッド、リール、カスタム、ルアーばかりにお金を費やす・・・と。
そんな偏光グラスにケチる中級者が言いがちな事にツッコミを入れてくよ。
「いやオレ、マッディシャローでバス釣りするんで要りませんw」
これ言う人たまにいるよねー
まぁ昔のオレやけど。
濁ってる水域では偏光グラスなんてあまり関係ないと思ってました。
ほろ苦い。
でもこういう人って本当にいるんですよ。
偏光グラスはクリア~ステイン、水がある程度澄んでる場所でなければ大して関係ないと思ってる。
下手すると、コレを理由に偏光持ってない人もいる。
これは、水の中が良く見える、っていう事にしか価値を見出せてない典型的な勘違いです。
むしろ逆。マッディウォーターで、水域全体が浅い場所のバス釣りを極めるなら尚更偏光グラスは重要です。
理由は簡単。
ラインの動きがよりクッキリ見えるから。
この手の場所はカバー打ち等、バスが身を潜めやすい場所を打っていく釣りが多くなる。そこで重要になるのが、ラインの一瞬の動き。
”ピコン!”っていうラインの跳ね上がりに気が付かずにいると、フッキングが遅れ、リグを飲まれてバスの口でラインがスレてブレイク・・・
意外とあるあるです。
プレッシャーが高い所だと、せっかくバイトがあってもすぐに吐き出すっていう事もあるかもしれないね。
なのでこの手の釣りにおいては、ラインの動きを見逃すとバイトチャンスを逃しやすくなりますよ。
なので、マッディウォーターだから偏光グラスはいらないっていうのは論外。
でも、偏光グラスを持ってはいても、こういう事を言う人もいるんだよね・・・↓
「いや、今ので十分見えてるんでw」
これを言うお客さんも多いです。
昔のオレも言ってたけど。
釣り終わりに頭痛がしてた事もあるのに、よくもこんな事言ってたな、と。
ほろ苦い。
見る事が今より快適になる事の必要性って、確かに中々伝わりにくい部分もあると思う。
お店でちょっとかけた程度では、実際の水の中の映りも分かりにくいし、長時間掛けた後の疲労感の小ささなんて絶対に分からないよね。
だから、別に今あるので十分じゃね??っていう気持ちも分からなくはないです。
たまに、「偏光グラスなんて安いモノでも偏光度(余計な雑光をカットする割合)は90%以上あるモノもある。だから高いモノがよく見えるなんて気のせいでしょ」ってうそぶく人もいる。
これは確かにね、一理はあるんですよ。
例えばハイクラスの偏光グラスの代表格でもあるサイトマスターやZEAL。使用されている偏光レンズは、国内最高峰の技術を持っていると言っても過言ではないタレックス社のモノを採用していますが、偏光度は大体90~99%。
現代の技術では偏光度100%は不可能らしいので、つまり偏光度だけで言えば、実は値段による性能の差異ってあまり無いんだよね。
なので、ハイクラスなモノを買ったからって”今まで見えなかったシモリが見えるようになった!”とかは正直あんまり無いですよ。
とはいえ、高いモノが良く見えるわけじゃない、というのは短絡過ぎです。
そもそも、”見る事の質”っていうのは総合力です。
ハイクラスの偏光グラスはまず目が疲れにくい。
特に先述のタレックス社の偏光レンズなんかは、何より視界の明るさを確保しやすいのが特徴です。
偏光度が99%とかになると、基本的にはレンズのカラーは濃く、視界も暗くなるのが普通なんです。それに、人間の目は目に入ってくる光量が少なくなると・・・つまり、視界が暗くなると視力が低下するのが普通です。
なので、暗くてよく見えない時って目を細めたり、知らず知らずのうちに眉間にしわ寄せてたりしません?視界が暗くなる安い偏光グラスは、それを長時間続けてるかもしれないのですよ。そりゃ疲れるでしょ、っていう。
タレックス社の偏光レンズが凄いのは、偏光度が高くて水面のぎらつきはちゃんとカットしてくれるのに、明るさを確保してくれるから楽に長時間掛けてられ、快適に見やすい視界を確保できるのが素晴らしいんです。
それに、ハイクラスな偏光グラスはフレームの設計も緻密で、掛け心地が楽で締め付け感が非常に小さいモノが多いです。
先にも述べた通り、一時期使っていた安い偏光グラスなんて一日中着けてると目が疲れていたし、酷い時だと頭痛がしました・・・こめかみに違和感を覚える事もあったね。
この辺は正直言って、実際に長時間かけてみないと分かんない部分ですが、ハイクラスの偏光グラスは、頑張らなくても”楽に”よく見える、っていう認識が正解かと思います。
というわけで、総合的な観点で言っても、ハイクラスの偏光グラスは見る事の質を高めると言えるわけです。
ただね。
それでも、こういう事を言う人もいると思う↓
「いや、そんな金ないんでw」
昔のオレも言ってたけど。
まぁ、偏光グラスにケチる人の色んな話聞いてきたけど、9割ここに行き着きますね。
みんなね、良いって事は実は知ってるんです。見る事の質を上げる価値が分かっていないから、お金を使わないだけ。
「そんな気軽に買える金額じゃない」
「今金欠なんすよね」
「嫁が絶対に許さないし」
「俺そんな高給取りじゃ、
お
前
新
し
い
メ
タ
ニ
ウ
ム
予
約
し
た
だ
ろ
う
が
↑昔のオレ。
ほろ苦い。
既にそこそこのタックル持ってるんだから、さっさとZEAL買えよ、って今なら思う。
中級者以上が使うタックルなら、飛距離や感度なんてもう十分だと思いますよ。
ストラディックやカルディアと同等以下の価格で、タレックスレンズの偏光グラスは買えるよ。
とはいえ、サイトマスターやZEALとかって高い事には変わりないじゃん?っていう声もあると思うけど、ぶっちゃけZEALだったら20,000円以下で買えるモデルもあります。
カヴァロだと、実売価格で17,000円台です。
この価格帯からワンランク上の視界が得られるってまぁまあ凄いですよ。
デザインの好みとかもあるだろうけど、少なくとも”値段が高い”っていうのは理由にならない価格帯でしょう。
だって、ストラディックやカルディアと同等以下の価格ですよ。下手したら今あななたが使ってるリールやロッドの半値以下かもしれない。
ヴァンキッシュやエクスセンス使ってて偏光グラスは数千円です・・・って人は流石にヤバいでしょ。
それならまだ、偏光はZEALだけどリールはレガリスです、っていう人の方がステップアップしていくと思います。
宅配のめがねやさんで、イチからオーダーしてみるのもオススメ。
値段は一概に言えなくなるけど、タレックスプロショップである宅配のめがねやさんにお願いして、フレームとタレックスレンズをイチから好きな組み合わせでオーダーするのもありですね。
ZEALやサイトマスターは勿論、オークリーやブラックフライズみたいな釣り以外でも有名なブランドのフレームでもオーダー出来ますし、格安のフレームで作ってもらう事も出来ます。
釣具屋での受注会も頻繁に全国各地でやっているので、プロの方から直接アドバイスを貰ったり、度付きレンズの製作など、より自分に合った偏光グラスを手にするいい機会だと思います。
受注会の日程はコチラ↓
TALEX PROSHOP 宅配のめがねやさん / イベント受注会日程表
お近くの釣具屋で開催があれば是非!
新しい世界を見に行こうぜ。
オレが最初にタレックスレンズの偏光グラスを掛けてみて思った事は、
「楽だな」
っていう事。
今までの安い偏光グラスは、視界が暗くて見えにくく、実は目を細めて眉間に力入れて見てたことに気が付きました。
記事のタイトルは煽り気味で、少しムッとした人もいるかもしれない。
ごめんね。
でもここまで読んでくれたからこそ、文字通りの意味で問いたい。
まだ安い偏光グラスで消耗するの?
新しい視界を手に入れようぜ。
参考になれば幸いです。
以上、ムラキでした。
この記事も読んでかない?↓