どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませ~
以前書いた、ルアーのカラー選びの記事が結構読まれてます。
「ルアー カラー」でググると、上位表示されるようになった。
少しでも役に立ってるなら嬉しいね。
で、今回のテーマは、
ルアーのサイズとカラーの関係性。
ルアーの大きさによってカラーの重要性は全然違ってくるんじゃないの?っていうお話です。
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
- カラー選びは”味付け”だと思っています。
- ルアーの大きさによってカラーの重要性は変わる。
- ルアーが大きくなると、カラーの重要性が低くなる理由。
- ルアーが小さくなると、カラーの重要性が高くなる理由。
- 明らかにデカいルアーは、明滅と視認性だけ意識して選んでも良いと思う。
- マイクロルアーは、色をだけでなく特徴を使い分ける事も大事。
- おわりに
カラー選びは”味付け”だと思っています。
本題に入る前に、そもそものカラー選びの考え方についてです。
個人的にルアーのカラーというのは”味付け”だと考えてるんだよね。
ルアーの視覚的アピールは、”動き”と”大きさ”によって左右される部分が大きく、カラーはその補助的な”味付け”として捉えるのがスマートではないかと。
Twitterとかでもよく言うのですが、例えば江頭2:50の視覚インパクトは圧倒的に”動き”だよね。あの暴れ狂う姿にエガちゃんのインパクトは凝縮されてる。
そのエガちゃんのタイツの色が、普段の黒だろうとピンクだろうと、インパクトの本質は変わらない。ただ、ピンクだと挙動がさらに際立つし、暴れるエガちゃんをさらに面白くしてくれるかもしれないよね。
なので、ルアーはあくまで動きと大きさありきで、カラーはその動きの本質に味付けを加える・・・という感覚で選ぶのがスマートなんじゃないかと思うワケです。
ルアーの大きさによってカラーの重要性は変わる。
さて、ここからが本題。
ルアーは基本、大きくなれなるほどカラーの重要性は低くなります。正確に言うと、”味付け”の効果や意味が薄くなります。
逆に、小さくなればなるほどカラーの重要性は高くなっていきます。これも正確に言うと、”味付け”の効果や意味以前に存在感そのものに関わってきます。
まぁ、何インチからデカくて、何インチから小さいとするのかっていう話でもあるけど、あくまで相対的な話として読んでね。
どういう事か説明しますね。
ルアーが大きくなると、カラーの重要性が低くなる理由。
何故大きくなればなるほどカラーの重要性が低くなるのか?
答えは簡単。
シンプルに、「デカイ」っていうインパクトが圧倒的に勝ってしまうから。
例えば、渋谷ハチ公前の人混みの中からボブサップを探すのはそんなに難しくない。シンプルにデカいから。ボブサップが白いタキシード着てようが、黒のTシャツにジーンズ穿いてようが、そもそもデカイっていうインパクトが最初に来るはずなので。
ただ、それでも白のタキシード着てればやっぱり目立つ事には変わりない。
ではもっと極論として、渋谷の街にゴジラが出現したらどうだろう?ゴジラの色が黒だろうが、オレンジだろうが気にする人はほぼ皆無だよね。
「ゴジラの色、オレンジすぎてワロタ」、って理由で驚く人はいないし、
「つーか、デカすぎワロタ」、ってパニくるのが普通だよね。
これと同じで、ルアーは大きくなればなるほど「デカイ」というインパクトが圧倒的に勝ってしまうんです。
オレンジのゴジラもちょっと見てみたいけどさ。
ルアーが小さくなると、カラーの重要性が高くなる理由。
何故小さくなればなるほどカラーの重要性が高くなるのか?
これも答えは簡単。
シンプルに「小さい」ので、ちょっとしたカラーの違いで存在感が変わってしまうから。
例えば以下の画像を見て、”お金”を探してみて欲しい。
何秒で見つけられたか覚えておいてね。次はコレ。
見ての通り、1円玉と10円玉が砂利の上に転がっている画像でした。ホントは10円玉とほぼ同じ大きさの100円玉を使いたかったけど財布に入ってなかった、っていう裏話はさておき、両者とも大体大きさは同じです。
だけど、どっちが見つけやすいか?と聞かれれば、恐らく多くの方は10円玉の方を選ぶと思う。1円玉の色合いは周囲の砂利に同化しやすく、10円玉は逆にシルエットが浮き彫りになりやすいので。
でも、1円玉を少し傾けてみるとどうだろう?置く場所を変えてみたのでまた探してみて欲しい。
今度はすぐに見つけられた人も多いんじゃないですかね。光を反射しやすい角度に傾けたので、色合いに変化が生まれてるよね。
これはルアーも同じです。小型であればある程、色そのもの、光の反射の有無など些細な変化で、周囲への馴染み方に大きく影響されてしまう。
仮にこの砂利の上にフリスビーが転がっていたら、色なんか関係なく誰でも目につくよね。
アジングやメバリングなんかしてるとココは顕著に実感しやすい。明らかに同じ場所、同じレンジ、同じアクション、同じ時合なのに、ワームのカラーを変えた途端にアタリが増えたり、食いが深くなることが割とある。
なので、小型のルアーを用いる釣りにおいては、カラーローテーションっていうのがメチャクチャ大事になってきます。
明らかにデカいルアーは、明滅と視認性だけ意識して選んでも良いと思う。
ここからは完全にオレの持論だけど、例えばビッグベイトや8インチ以上の長くてボリュームのあるワームみたいな、明らかにデカいと言えるルアーのカラー選びは”明滅の有無(強さ)”と”視認性の良さ”だけで考えても良いんじゃないですかね。
いくらデカイとはいえ、良くも悪くも明滅やフラッシングによるアピール力は無視できないと思うし、この手のルアーって視認性も重要になりがちなので完全に自分都合で選んでしまっても構わない気がする。
オレはビッグベイト系のルアーは殆ど投げないけれど、たまに投げるデカいワームに関しては「ラメが入ってるか否か」「単色か2トーンか」位の基準でしか選ばないです。こんだけボリューミーならそれ位しか関係ないのでは・・・っていう。
マイクロルアーは、色をだけでなく特徴を使い分ける事も大事。
これも持論ですが、特にアジングやメバリングなどのマイクロ系のルアーは、色そのもの使い分けも必要だけれど、”色合いの特徴”を使い分ける、っていうのも大事なんじゃないかと思います。
例えば単色か2トーンか、透けてるかソリッドか、ラメが入ってるか否か・・・みたいなね。
下手したら色そのものより、反応に差が出ると思っています。
おわりに
ルアーの面白さの1つはカラー選びだと思う。
ただ、「カラーなんて関係ねぇ!」っていう考えも勿論ありだけどね。カラーがどこまで関係あるかは魚に聞いてみないと分からないし、そういうスタンスで沢山釣ってる人もいますから。
でも、カラー選びは釣人のイメージにした使い方をサポートしてくれる大事な要素だと思いますので、良かったら参考にしてみて下さい。
以上、ムラキでした。
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