どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー。
詳細は後述しますが、先日、釣具屋時代のお客さんから聞いた話をふと思い出した。
それが今でも疑問に思う所があった話でして・・・久しぶりに自分なりに色々考えていたのだけど、それがきっかけでとある企画を思いついた。
今回から定期的に、
「一般論ではない使い分け論」
というモノについて考えてみようと思う。
ググればすぐに出てくるような、特定の釣具や釣り方の一般的なメリット・デメリット、使い分けではなく、それら基本を分かった上での一般論ではない使い分け・・・というのを考えてみようかと思います。
明確な根拠や科学的ソースは挙げられないが、”こういうのってどうですかね?”みたいな。
というわけで、今回のテーマは「ナイロンとフロロ」です。
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
「フロロはキャストの精度が上がるよ」と、渓流釣りのお客さんは言った。
昔、渓流のエサ釣りのお客さんからこんな事を言われた。
「天井糸はフロロが好き。フロロはキャストの精度が上がるからね」
ナイロンからフロロに変えると、狙った場所にバシバシ仕掛けを落とせるようになったのだとか。感度や操作性ではなく、キャスト精度で選ぶ、と。
正直言って、オレは渓流釣りには全く明るくない。勤務していた店も元来はそこまで渓流に力を入れて無い店だったし、今も昔も知識は殆ど無いに等しい。
だから、渓流アングラーとしての観点では全く話は出来ないが、一般的なアングラーとして言わせていただくと、正直、
「気のせいでは?」
っていうのが今も昔もオレの考えです。ラインの材質で飛距離や扱いやすさは確実に変わると思うが、キャストの精度に影響なんて出るのかなぁ・・・
飛距離の伸び感が変わる事で結果的に精度に影響が出る、というのも考えられるが、それだと比重が軽いPEやフロロの方がそもそも飛距離の伸びは良いはずで、フロロだから精度が高まるという論理は色々納得がいかない。
ただ、
今も、とは書いたが正確には先日まで、のオレの考えです。
そう、コレを書いてる今では、
「あながち無い話では無いかも?」
と思っている。
”重くすれば投げやすくなる”という、釣りの基本。
渓流という観点は脇に置いておくとして、まずどんな釣りでも、仕掛けやルアーが投げにくいなら真っ先にやる事は”重くする事”です。
古今東西、様々な釣りがあるけど、これだけはどんな釣りでも基本的には変わらないよね。魚がいるポイントに打ち込めない、届かないなら話にならないワケで。
だから、重い仕掛けやルアーというのは、基本的にはキャスト精度が高まる(タックルとのバランスにもよるが)。
田辺哲男氏なんかも昔からよく言ってますね。
ルアーはまず”投げる”事が一番大事で、投げにくいタックルは論外だし、投げにくいならルアーを重くしてでも狙った場所に入れろ、と。
だからってロードランナーのあのゴッツイ感は何とかならんのか、と時々思ってしまうがそこは一旦ディーパーレンジへと送っておこう。
で、結局何が言いたいかというと、
”ラインそのものがオモリ”と捉えれば、実はフロロはナイロンよりキャスト精度に優れた側面もあるんじゃないか?
という事です。
軽い仕掛けやルアーに限定されると思うけどね。
とは言え、仕掛けそのものやルアー自体が軽い場合、という話にはなってくるとは思う。
純粋にルアーや仕掛け自体が重ければあまり関係はないだろうね。
ジョインテッドクローや、カゴ釣りの仕掛けをどんだけぶっ飛ばそうが、投げた分のラインの重みがそれらより重たくなる訳がないので、材質による重みの違いだけでキャスト精度が大きく影響を受けるとは考えにくい。
というか、フライなんてまさにそうだよね。あれこそまさにラインの重みで飛ばす好例です。
なので、軽い仕掛け、ライトリグや小型プラグを用いる釣りであるなら、
”キャスト精度”という観点からナイロンとフロロを使い分けるのも面白いのかな、と思うようになった。
あなたはどう思うだろうか?
おわりに
冒頭にも書いたが、この企画記事はあくまで”こういう観点ってどうですかね?”という話なので、これが正しい考えと言いたいわけではない。
一種の議論場の提案みたいな感じですね。
良かったら、持論やご意見があれば、コメントやTwitterでお待ちしております。
※ロードランナーを悪く言ったつもりは無いから、のりピーファンは許してちょ。
以上、ムラキでした。
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