水温計は嘘を言わない。

水温計、水温計ってしつこい元釣具屋店員のブログ。

ロッドの適合ルアーウェイトをオーバーすると折れるのか?元店員なりに説明してみる。

どーも、ムラキです。

元釣具屋店員です。

いらっしゃいませー

 

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釣具屋時代、よく聞かれた質問TOP 5に入るのが、

 

ロッドの適合ルアーウェイトをオーバーしたルアーを使用すると折れるの?

 

といった類の質問です。

 

オレもそうでしたが、特に初心者の方だと不安に思う気持ちはよく分かりますね。投げたいルアーがあっても、自分のロッドの表記を見ると”うげ、超えてるじゃん・・・”っていう。

 

これは地味に難しい話なんですが、あくまで、

 

”最後は自己責任で判断してね”

 

っていう前提だけは先にご理解してもらえると幸いです。

 

良かったら最後までよろしくどーぞ。

 

目次

 

折れるリスク、っていう観点だけの記事です。

この記事では、適合ルアーウェイトをオーバーする事での”折れるリスク”についてだけまとめます。

 

というのも、投げやすさとか、ルアーの操作しやすさ、っていう観点まで持ち出すとべらぼうに長い記事になるし、それに関しては”あなたとロッド次第です”としか言えない部分も強いので。

 

ただ、折れるリスクに関しては、使用感の変化にも通じる話なので、そういった疑問にも役立つかとは思います。

 

これを踏まえた上で本題です。 

多少オーバーしても折れる事は無いよ。

オチから言ってしまいますと、

 

多少ルアーウェイトをオーバーした位で即折れるようなことはほぼ無いです。

 

一部例外に値するロッドもあるし、キャストの仕方に配慮しなさ過ぎたりすると折れる場合もある。

 

だけど、基本的な話として少々超えた程度で、限界を超えてポキっと逝ってしまう事はほぼ無いですね。

ぶっちゃけ、投げようと思えばどんなロッドでも折れずに投げられるよ。

かなり極論になるけど、例えばMAX5gまでのメバルロッドで56gあるビッグベイトだって投げれない事は無いんですよ。折れずにね。

 

その代わり、アンダースローで極めてゆっくり遠心力を使って優しく投げれば・・・ですけど。

 

当然、全然飛距離は出ないし、狙ったコースに落とすのも難しく、適切にルアーを操作するのも不可能に近い。

 

もう釣りにならないよね、ここまでくると。もはや手で投げた方がマシな気もするw

 

この極論で何が言いたいかというと、適合ルアーウェイトというのは、

 

”そのロッドが折れる限界値”を表しているのではなく、”そのロッドで快適に釣りがしやすい範囲”を表してるに過ぎないという事です。

 

上限は勿論、下限のルアーウェイトだって表記されてるしね。下限を超えた軽過ぎるルアーだってキャストはしにくいし、操作も困難になりますから。

 

意外と誤解されがちなので、ここはポイントの1つですね。

 

逆に言えば、ロッドの特性をちゃんと理解した上で、使いづらさを許容しながら投げ方や使い方をシフトできるなら、別に適合ルアーウェイトをオーバーしたって関係ないです。

 

限度はあるけど、適合ルアーウェイトを超えるから折れるのではなく、それに応じた適切な扱いに”自分が”合わせられないから折れるんですよね。

辛口御免。人に聞かないと折れるかどうか不安なら止めといた方がイイ。

この手の話って、お客さんと数えきれない位してきたし、正直な事言って中には責任を押し付けてくるような人も少なくなかったんですよ。

 

折れたら責任とれますか?みたいな。

 

いや、無理でしょ。

って話なんだけど・・・

 

最後にちょっとだけポイズンをアドレナしておくと、

 

言い方が悪いのは百も承知ですが、

 

適合ウェイトをオーバーした使い方で折れるかどうかを人に聞くような人は、そういう使い方自体を止めときましょ。

 

というのがオレの本音と結論です。 

 

冒頭にも書いた通り、初心者の方に関してはこの手の疑問を持つのは仕方ないと思いますよ。オレも凄く不安だったからね。

 

なので、そういう不安を持つ事や、この手の質問を他人に投げかけること自体を否定はしないです。

 

そこだけは分かってね。

 

あくまでオレが言いたいのは、使うロッド(買いたいロッド)を触ってみて、おおよその限界や、それに応じた投げ方のシフトがイメージ出来ないんだったら、適合ウェイトを守るのが無難ですよ、という事。

 

それでもどうしても投げたいルアーがあって、既に持ってるロッドではオーバーしてしまうのであれば、とりあえず試してみれば良いと思います。

 

MAX28gのシーバスロッドで40gのジグを投げてみるのも良いし、MAX28gのバスロッドでジョイクロ投げてみたって良いじゃないですか。

 

先述の通り、乱暴な扱いさえしなければ、そうそう折れませんって。

 

むしろ、あえて適合ルアーウェイトをオーバーする使い方を試すのも勉強の1つだと思いますよ。

 

ここまでウェイト上げてもアンダースローなら投げられるね、っていう発見があれば、釣りの幅や対応できる状況だって増えるかもしれないじゃないですか。

 

昔、何を思ったか、MAX7gのメバルロッドでキスのちょい投げをやってみた事がある。5号(18g位)位のミニミニジェット天秤で。

 

まぁ、仕掛けぶら下げただけでスゴイ曲がりっぷりw

 

流石にオーバーヘッドキャストは怖かったから、アンダースローで静かに投げてみたら思いのほか全然飛んだんだよね。

 

おかげで、ちゃんとバット使って丁寧に投げれば繊細なロッドでも重い仕掛けは投げられるって分かったし、バットの使い方や遠心力の使い方とかも学ぶことが出来た。

 

あえてリスキーなウェイトを背負ってみる事も割と大事な学びが得られると思いますよ。

おわりに

 

最後に、

 

くどいようだけど、

 

念を押しておきます。

 

最後は自己責任で。

 

あくまで例えなんで、メバルロッドでジョイクロ投げたら危険やで。

 

以上、ムラキでした。

 

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