どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませ~
実は釣具屋を辞めてから痛感した事があって。それは、「土日は釣りが難しい」っていうこと。ダイレクトに言ってしまえば、転職してから明らかに釣れる魚が減った。
あまり語られない部分の話でもありますが、割と大事なポイントだと思うので、平日と土日の難易度の違いについて記事を書いてみようと思います。
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
- 転職して痛感。土日は難しいよ。
- 人がいない場所は魚もいない。
- 平日に行くだけで釣りはイージーモード化する。
- 結局、場所とタイミング。
- 土日しか休みが無いなら、雨を味方にしよう。
- 釣りを極めたいなら平日休みの職に就くべし。
- 雨の日はレインカフスがあるだけで大分違うよ。
- おわりに
転職して痛感。土日は難しいよ。
釣具屋時代は基本的には平日に休む事が多かったです。サービス業なので、土日は当然として、祝日、GWや年末年始など、世間一般的に仕事が休みになる人が多い日が一番忙しい。
勿論、シフトの希望で土日に休める事もあるけど、釣具屋で働いていると平日の日に釣りに出かける事は多くなります。
で、釣具屋を辞めて以降、土日が休みの一般的な業種の職に就くようになったんだけど、もうね、冗談抜きで釣れる魚が減った。釣りが難しくなったと感じたよね。
「お前が下手なだけじゃね」って言われたら1㎜も否定は出来んのだけどw
とはいえ、土日って難しいっすよ、本当に。
理由は言うまでも無く、シンプルに人の多さ。人が多いとありとあらゆる意味で釣りは難しくなります。
・人的プレッシャーが高い。
・一級ポイントに入れない(入りにくい)。
・駐車スペース無くて諦めざるを得ない。
もう、これだけで難易度は跳ね上がるよね・・・特に駐車スペースが狭い釣場なんて、そもそも竿を出すまでにすら至らないので本当に参る。
人がいない場所は魚もいない。
かといって、人を避けるために誰も竿を出していない場所で釣りをしたら釣れるかってそんな甘い話があるわけない。
地磯や離島等、広範囲で日常的に釣り人の母数が少ないポイントに行くなら話は別ですが、「あの辺のストレッチは誰も竿出してないからとりあえず入るべ」なんて軽いノリで良い思いが出来る事ってそうそうないです。
特に超人気のメジャー釣場なんて、通う釣人も、入るべき場所やタイミングを心得てるから、人がいない場所はマジで魚もいないって事も珍しくない。
的確な読みがあった上で人を避けたエリアを選択するなら別ですが、人から遠ざかると魚からも遠ざかるっていうのが皮肉な現実なんだよね、釣りって。特に狭い日本だと尚更です。
平日に行くだけで釣りはイージーモード化する。
相対的に理解したけど、平日の釣りはそれだけでイージーモードです。
土日だと、朝から晩まで人が入れ替わり立ち代わり入ってくる一級エリアにも、寝坊さえしなければ入れる確率は非常に高い。
他県からも知られている釣り場とかで無ければ、駐車スペースに困る事も少ないかな。
約5年程、平日の釣りで快適な思いをしてきたから逆に気が付かなかったけど、魚を釣る上で「平日に釣りに行く」っていうのはムチャクチャ即効性の高い選択だったりします。
結局、場所とタイミング。
このブログで毎記事のようにしつこく書いてるけれど、釣りはやっぱり場所とタイミング。これは平日or土日、人の多さの問題にも通じる事です。
たとえ一級のポイントでも、数百メートルに渡って5m間隔で仕掛けがぶち込まれていたら、どんなにイイ潮でも釣るのは困難ですよ。トラブルだって増えるしね。
商売でもそうですが、どんなに美味しい市場で高い技術力を持って参入しようと、その市場に人が溢れかえっていたら、少なくとも”高い技術力”だけでは勝ち残れない。一種の汚さやしたたかさだって必要になります。血で血を洗うレッドオーシャンで闘うって、そういう事です。
だから、釣りは場所だけじゃだめだし、タイミングだけ良くてもダメ。ましてや飛距離や感度なんて副次的ファクターだけで魚が釣れるワケが無い。それで魚が釣れるなら、みんな高級バスタックル買ってアメリカのバストーナメントで荒稼ぎしてますw
中々釣れないんだよね・・・っていう人は、有給使って平日に遠征するっていうのも大いにありだと思いますよ。
土日しか休みが無いなら、雨を味方にしよう。
この記事で一番言いたい事はココからです。
いくらイージーモード化するからって誰でも簡単に平日休みの職に就けるかっていうとそんな訳はないです。むしろ、世の中の仕事の過半数は土日休みの職でしょう。
働き方改革だなんだつっても、有給取るのも実際難しい場合も多いよね。
だからこそ、土日休みの職に就いている人は「雨の日を大事にしよう」って事を言いたいですね。これもこのブログでしょっちゅう書いてきた事ですが、これだけで釣れる魚は本当に増えますよ。
シンプルに魚が動きやすいタイミングであり、雨を嫌って釣りに行く人も減ります。
雨の日の重要性は自分でも昔から分かっていたつもりでしたが、釣具屋を辞めてからは尚更雨を活かす必要に駆られた。人が多いのって基本嫌いだしね。
釣れない時に釣るテクニックや方法論ももちろん大事だけど、そもそも釣りの難易度が大きく上下するタイミングを読み間違えない、面倒がらずに掴みに行く、っていうファクターの方が釣果への影響は大きいと思っています。
いやぁ、ホントね。
当たり前の事しか書いてないようだけど、釣りってビックリする位シンプルな話なんですよ。実は。
ラインメンディングとか、潮の読み方とか、難しいけど重要なファクターもあるけれど、イージーモード化する日に行くってだけで良い思いを出来るケースは多いんじゃないですかね。
釣りを極めたいなら平日休みの職に就くべし。
みんながみんな平日休みの職に就ける訳では無いと書いたけれど、それでも釣りを極めたいなら平日に休める職に就く、あるいは自分の裁量で仕事を調整できる働き方が出来るっていうのは極めて重要です。
釣具屋時代のお客さんでこんな人がいた。
その人は数ヶ月に一度(下手すると半年に一度)しかお店に来ない人なんだけど、行けば高確率でフカセで良型のグレをクーラー一杯に釣ってくる。しかも岸から!離島に行くわけでも無いらしい。
場所や釣り方は流石に教えてくれなかったけど、長年の経験から導き出した、完全にタイミングを狙いすました特殊な釣り方があるらしい。本当かどうか知らないけど、サーフでやるらしく、タイミングが合っていなければ普段は絶対に通用しないとか。
しょっちゅう来る人では無かったのであまり詳しく話した事は無いけれど、行く時は平日でもお店に来ていたから、多分、自分の裁量で休みや働く時間を調整できる自営業の方だと思う。お金も持ってそうだったしね。
なんにせよ、「あっ、今日やわ」っていう、釣れるタイミングに躊躇なく行ける環境があるって天国だよねw
流石に一般人にそんな自由は中々無いにせよ、少なくとも「平日」っていう、イージーモード化する日に釣りに行く選択肢を選ぶ事は不可能じゃないよね。ましてや平日の雨の日とか、マリオでいったら軽くスター獲得したようなもんです。嫁というクッパを説得しないといけないが。
オレは今の環境でそういう職に就くのはもう難しいし、正直そこまでして釣りを極めたいとも思っていないからあれだけど、釣りに人生をベットしてみたい人はクッパ大魔王ピーチ姫を説得して転職するのもアリかもよ。
雨の日はレインカフスがあるだけで大分違うよ。
最後に、釣人にとっての救いでもある雨の日を快適にするアイテムを紹介しておきたい。
レインの袖口に装着するレインカフスです。
袖から侵入してくる雨水って地味に厄介で。中で余計蒸れるわ、腕周りや脇がべたつくわ、冬だと寒いわ・・・いい事なんてホント何にもない。
袖口って、質の高いレインを着ていても長時間釣りをしていたらじわじわと侵入してくるんだよね。レインカフスで袖口をカバーしておけば、雨水の進入をシャットダウンしてくれるのですが、不思議な位釣りが快適になるのですよ。
腕周りは良く動かす箇所なので、ここの不快感を排除するのは雨を味方につける上で割と重要ですね。
地味なアイテムだけど、2,000円位の課金でモチベーションを維持できるので意外と費用対効果が高いアイテムだったりします。
雨を味方に付けたい人は、袖から装備を固める事をおススメしますね。
おわりに
釣具屋時代、平日でも土日でも雨の日でも、毎日のようにアミエビを買いに来るおじいちゃんがいたけど、ぶっちゃけああいう人が釣人として最強の姿なのかもな。
お金も時間もたっぷりあって、毎朝楽しそうだったもん。
とはいえ、老後までそれを待つのは不毛なので、せめて”平日”と”雨の日”を味方に付けたいよね、っていうお話でした。
参考になれば幸いです。
以上、ムラキでした。
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