水温計は嘘を言わない。

水温計、水温計ってしつこい元釣具屋店員のブログ。

ルアーの断捨離をするためにオススメの3つの基準。

どーも、ムラキです。

元釣具屋店員です。

いらっしゃいませー

 

 

随分前ですが、釣具の整理に関する記事を書いた事がある。 

www.muraki-ex-clerk.com

 

ざっくり言えば、「一回、家にある釣具全部売っちまえ」っていう内容です。売った上で「いや、あれは必要やわ」っていう本当に必要な物だけ売ったお金で取り戻そうよ、と。

 

一度無に返して世界を創り直す的なゲームのラスボスが言いがちなウルトラ極論大作戦みたいなんだけど、まぁ効果的よ。こんまりさんもネオエクスデスもびっくり、ムラキ式整理術。

 

言うまでも無いけど、オレは本当にコレを実践した事があります。し、一番効果的だったのは結局コレです。なんやかんや理由付けて釣具持って置きたがるのが釣人ですから。

 

とはいえ、流石に全ての釣人がやれるとは思えないのも事実です。勇気も要りますし。メテオ落としたがるのはセフィロスだけでええよ。

 

なので今回は、気付くと数が増えがちなルアーにフォーカスした、オススメの断捨離の3つの基準を紹介します。

 

必要か否か、具体的な基準を設けてBOXをスッキリさせようぜ。

 

良かったら最後までよろしくどーぞ。

 

目次

 

基準① 最後に使ったのがいつか思い出せるか?

まずはコレ。手放すかどうか一瞬迷った時に考えるべき第1関門です。

 

んで、「そんなん思い出せへんわウチ」とアンニュイな気持ちになったら即売っちゃいましょう。

 

まぁ掛けても良いけど、1年後もBOXの同じ場所で埃被ってる率ほぼ100%です。

 

「いやいや、これもう売ってないのよ!」って思うかもしれませんが、全く使っていない以上、持っていないのと同じです。むしろレアなルアーならメルカリでワンチャン良い額で売れる可能性もありますし、欲しい人に使って貰う方がルアーも喜びます。

 

コレクター気質な人ならそれも分かりますが、そもそもそういうタイプの人はこの記事のタイトル見た瞬間に「そんな境界線で生きてねぇよタコ」って即ブラウザバックしてるはず。

 

最後にいつ使ったか思い出せないようなルアーは真っ先に手放しましょ。

基準② 他のルアーでは代替えが効かないと思えるか?

ある意味ここからが本題。

 

最後にいつ使ったか思い出せる。何だったらたまーに投げてるので全く使っていない訳じゃないんだよね・・・っていうケースって多いと思う。というか一番悩むパターンでもある。

 

そういう場合の第2関門が「代替えが効かない」と思えるかどうかです。

 

「代替えとか無理!」っていうなら余裕でクリアなんだけど、「他のでも良くね?」「同じ潜航深度なら~でもええか」って思えるなら一度手放して見るとイイです。しばらくして「やっぱりこれじゃないとダメだったわ」ってなるならまた買えばいいだけですから。

 

で!

 

重要なのは「代替えっていうか、これ投げてるのは特に理由は無いんすけどねw」っていうパターン。

 

これはもう秒で売っちゃって良いです。むしろ、一番メスを入れないといけないルアーです。

 

「いやいや、でも釣った事あるんだよ!?そのルアーで」って思うかもしれませんが、そもそも手放すかどうか悩んでる時点で「これじゃないとアカンねん!」っていう思い入れが無いのは確実です。

 

という事はそのルアーって、ようわからんけど何か釣った事ある、もしくはなんとなく釣れそうだから・・・っていう、フワッとした理由で惰性で使ってるだけだと思うんですよ。

 

明確な出しどころや使い方も分かっていないだろうし、かと言って無条件に「いるだけでいい」的な母親の如き愛情も無いとなると、それはただただ「時間の無駄」を生んでる存在です。

 

第1関門のルアーみたいに全く使っていないルアーは、BOXの中をひっ迫させるだけで、「自分に不要な物を使う時間」を生み出してはいません。使ってないから。

 

でも厄介なのが、この”中途半端に使ってる愛情も明確な意図も持たないルアー”なんです。オレもそういうルアーを山ほど持っていました。

 

そんなルアーに貴重な時間を費やす位なら、好きなルアーや自信を持ってるルアーを投げる時間を増やしたり、新しいルアーを試す時間に充てる方がよっぽど生産的じゃないですかね。

 

使いこなせない自分が悪いのか、ポテンシャルがしょぼいルアーが悪いのか。それは一旦置いておくとして、「これ惰性で投げているだけじゃね?」って気付けるかどうかを、第2関門突破の分かれ目にすると良いと思いますよ。

基準③ 買おうと思えばまた買えるかどうか。

使い方も知ってるし、たまに使って良い思いもしてるし、代替えも利かない。でも、無くても良い気がするし、かといってこれじゃないとダメな時がある気もする・・・っていうクッソめんどくさい葛藤が生じてるのが、第2関門を突破したルアーだと思います。そうそうないと思いますが・・・

 

最終関門はもうシンプルです。

 

買おうと思えばリアル店舗Amazonで普通に買える。あるいは、多少レアでも探せばタックルベリーやメルカリで手に入らない事は無いようなら、もう売っちゃって良いと思います。

 

そこまで悩むルアーなので、絶対に釣れるルアーなんでしょうけど、今一つ自分の中でピンときていない何かがあるのは確実なので一度手放せば良いと思います。んで、しばくして「あのルアーそういう事だったんや!」って閃く瞬間があったら取り戻せばいいんです。

 

因みにオレは、この第3関門で手放したルアーがメガバスのPOP-Xです。使い方や出しどころも知ってるし、数えきれない位バスを釣ってきて、何だったら50UPを釣った事もある思い入れのあるルアーです。

 

代替えが効くと思えるルアーも無いし、本当に素晴らしいポッパーなんだけど、かといって自分のバス釣りに必ず必要か??ってなるとスゲー微妙だったんですね・・・BOXの中に必ず入れてるけど、本当に要るかどうかはずっと疑問だった。

 

POP-Xはどちらかというと静かに動かすペンシルポッパー的な使い方が活きるんですが、ポッパーにせよペンシルにせよ、オレの中ではデッカイ音と動きでバスを「ワレ誰のテリトリーで調子こいとんねんゴルァ!」ってブチ切れさせるようなイメージで使うのが好きなんです。シャワーブローズとか最高だよねー

 

なので、自分には要らんかな・・・と思って相当前にタックルベリーに旅立って貰った。いつでも買える定番ルアーなので。結局、それ以来一度も買い戻していないですし、必要性も感じた事は無いです(あくまでオレにとってです)。

 

そういった経験から、自分の釣り人生に必要じゃないのに、物が良いだけに使ってしまってるルアーがある事に気が付いたんですね。

 

そういうのは、いつでも取り戻せそうなら一度手放してみましょ。

 

意外と釣りがシンプルになって気持ちが良いかもよ。

おわりに

冒頭でも触れた通りルアーはついつい増えがちだし、断捨離が結構難しい釣具です。思い入れも関与するしね。

 

ただ、もう明らかに使わないモノは論外として、明確な意図と愛情を見出せないモノに関しては静かに手放して良いと思いますよ。

 

モノは良くても、半端な思い入れのせいで自分には合わない物を使い続けるって、時間もそうだし、精神的にも豊かとは言えないんじゃないかな。

 

まぁあれです。アップル狂信者にとってのアップルウォッチみたいなもんです。おっと誰か来たようだ。

 

参考になれば幸いです。

 

以上、ムラキでした。

 

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