水温計は嘘を言わない。

水温計、水温計ってしつこい元釣具屋店員のブログ。

釣人「釣具屋店員の仕事にノルマってあるの??」、元店員「勿論あるよ!」

どーも、ムラキです。

元釣具屋店員です。

いらっしゃいませー

 

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「釣具屋の店員にもノルマとかってあるの??」

 

お客さんからちょいちょい聞かれた質問の一つです。

 

結論から言うとノルマはあります。どんな仕事でも形は違えど個人に課せられた一定のノルマはあるよね。釣具屋も例外ではないです。

 

今回は釣具屋で働く上でどんなノルマがあるのか語ってみよう。

 

良かったら最後までよろしくどーぞ。

  

目次

 

 大前提:会社や店によるよ。

オレは1つの会社でしか釣具屋で働いてないから、ここで書く事が全ての釣具屋に当てはまっている訳ではないです。オレが働いてたお店よりキツイ所もあれば、緩い所もあると思います。

 

まぁ、ぶっちゃけて言えばオレが働いてた会社は割と緩めだったと思うがw

 というわけで本題へ行ってみよう。 

釣具の販売実績。

ぶっちゃけ、みんな気になるのはココだと思いますww

 

ロッドやリール、その他まぁまぁ高額の商材とかをどれだけ売ったか??っていう。

 

結論から言えば、これは無いです。

 

割と自信もって言えるけど、どこの店でも案外こういうのは無いんじゃないかな。

 

例えばダイワやシマノといった大手のロッドやリール。釣具屋の中でも花形的な立ち位置だし、釣り人が一番お金を掛けたい商材でもある。が、はっきり言って、これらの商材でまともに利益を出そうなんて考えてる釣具屋は皆無に等しいです。

 

イワシマノのこの手の商材は、機種や新製品か否かにもよりますが割引して販売する事が多いです。詳しい数字は言えないけど、原価と差し引きして考えてもお客さんが思っている以上に利益は出ていませんよ。

 

そんな商材を必死こいて売るより、

 

毎朝アミエビとサビキ仕掛けを買いに来てくれるおじいちゃんを増やす方が、長期的に見れば店の運営は安定する。

 

 

はい、釣具屋で働きたいそこのあなた。

 

ここテストに出るよ。

 

例えばアパレル関連のセレクトショップとか行くと、店員が結構しつこく声かけてくるじゃん。あれっていうのは、単純に利益率が高くて回転の速い商材が少ないし、単純に数売らないと店が回らないのよ。

 

じゃあ、釣具屋は何で利益を確保してるかというと、エサ・小物や消耗品です。そんなものに個人ノルマなんか課せないよね。

 

だから、定期的に足を運んでもらう店を作るために何をしましょ?って考えるのが店員の仕事です。

 

ただ、例えばその会社や店がプッシュしているブランドの商材、もしくは自社のプライベートブランド(オリジナル商材)というのがあれば、話は変わってくるかもしれない。

 

そういうケースだと、一度に大量に仕入れることが出来たり、一般のメーカー品より原価を低く抑えられる。なので、利益を取れる商材として上から色々な指示が降ってくる可能性はあるかな。

 

ともかく、お客さんが思ってるより店員は必死こいて売ろうとして無いっていう事は断言しておこう。客単価は上がるかもしれないけど、利益の大して出ない商材をノルマ課してまで販売するような店なんて効率悪すぎですから。

 

たまーーにネットの書き込みとかで、高いリール売りつけられたから利益だけ考えてる悪質な店だ、的な話を目にするけど、少なくとも利益云々は思い込みですw

店舗の毎月の売上実績。

これはビジネスだから当然のごとくある。

 

正確に言えば当月の目標金額かな。

 

これは完全に店舗やエリアによって違います。出店する地域、店舗の規模によって家賃や維持費、見込み客の数、メインの釣りもの等は変わってくるからね。

 

店長やエリアマネージャーは毎日これとにらめっこっすよ。オレの店じゃないけど、本社からの全体メールで、「~店、やる気あんのか?お?」的な文言を見る事もあったからねww 

 一か月の釣行回数。

難しいのがこれかなぁ。

 

正直あるといえばあります。

 

オレの働いていた会社であったのは、スタッフの釣行記録の提出回数。

 

大体どこの店でも「~河でシーバスが釣れました!」的なスタッフの自分の釣行をまとめたレポートみたいなのってあるよね。ああいう、店内掲示用の釣行記録を一月に最低~枚は提出しろ、っていうのはありました。

 

社員だけだったけどね。でも、実はこれが何気に重荷になっているスタッフもいた。プライベートでも仕事が切り離せないよ・・・っていう。

 

オレはここに関してはそこまで苦痛ではなかったからバンバン提出してたけど、正直気持ちは理解はできます。所帯持ちだとお財布も厳しいしね。

 

で、毎年年度末になると本社から各店舗の全従業員(事務や営業等業務問わず)の釣行記録の集計が発表されていた。これはもう、社員だけでなく、アルバイトやパートも含めたもの。

 

自慢じゃないけど、オレは割と上位の方にいたので、ご褒美的なアイテムを本社から貰った事がある。どっかのメーカーのウエストバッグだったかな??全く使わなかったから忘れたww

 

 近隣店舗に全国一位のスタッフがいたけど、その人は確か店舗で使える金券的な物を貰ってたと思う。その人の釣行回数はえげつなかったからね。釣りに人生を捧げた生き方ってこういう感じか、って思ったもん。

 

 逆に1年間で提出回数ほぼゼロみたいなスタッフも全国にはいる事にも驚いた・・・役職や立場は分からんが、釣具屋の仕事向いてないだろうな。

まとめ

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要点をまとめます。

 

・ロッドやリール等、高額商材のノルマというのは基本無い。そのかわり、原価が低い商材であれば、プッシュして販売するためにノルマを課す可能性はあり。

 

・小売販売業として、自分の働く店の売上実績は毎日にらめっこするのは当然。

 

・一月の釣行回数はある程度ノルマを課されてるが、これを苦痛に感じるか否かは人それぞれ。

 

何回も書くけど、これはあくまでオレの働いてた店の経験からの話。会社によっては、別の意図で何らかのノルマを課す可能性はあり得ます。

 

業界の中では大変キツイ事で有名なお店とかもありますしww

 

少なくとも仕事なんで、何かしらの数字と向き合うのは絶対に必要な事。

 

釣具屋で働きたい人の参考になれば幸いです。

 

以上、ムラキでした。

 

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