どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー
オレは原付バイクで釣りに行っていた時期が長いです。ホンダのリトルカブで色んな所に行ったなぁ。
ここで断言しよう。
バイク釣行は釣りの質が変わるよ。
いやホントに。
みんな実は意外と興味あるのでは??
バイク釣行の楽しい世界について今回は語ろう。
今日もぶっちゃけるよ!
目次
バイクで釣りに行っていた理由。
冗談抜きで、「釣り道具」としてのメリットが魅力的過ぎたから。
金銭、精神性、実釣性、あらゆる要素でそれが言える。
今は車で釣りに行ってるけど、はっきり言って時々思うよ「あー、バイクで釣り行ってた時の方がスマートで楽しかったな」って。
最初はさ、金も無いし車手に入れるまでは原付で我慢するか、って感じだったんだけど、バイク釣行が普通に楽し過ぎて「もうオレはコレでイクw」ってなったのよ。
ただどうしても荷物が増えざるを得ない釣りは自分一人では行けなかったね。というか、性格的にがっつり荷物が必要な釣りって昔から好きじゃないし。
真面目な話、多分ブログでバイク釣行についてたっぷり語れる&元釣具屋店員って、日本でオレだけだと思うし、今回はがっつりとバイク釣行の世界を書いていこうと思う。
バイク釣行のメリット。
まず大前提として書いておきたいのが、車やバイク、あるいは自転車といった移動手段に用いるアイテムは立派な「釣り道具」なんですよ。
・釣りを快適にする。
・釣りを楽しくする。
・釣りの幅を広げる。
こういった釣り道具としての、バイクの素晴らしさとメリットを挙げていこう。
1.シンプルに楽しい。釣りに行くまでの時間さえ価値になる。
とにかくコレ。
リトルカブで沖縄一周の旅 日曜日よりの使者 little cub boy
釣りとは関係ないけど、この動画を観るたびに、バイクで釣りに行ってた時の爽快感を思い出すね。
ただ海が見えただけで
「海だ!」と無駄に叫びたがる
大泉洋の気持ちがオレには分かる。
「水曜どうでしょう」を見た事ない人は訳わかめだと思うけど。
風を切って海岸線を走る楽しさ、森林浴をしながら山道を駆ける気持ちよさを感じながら釣り場へ向かう幸せは車釣行では絶対に得られない世界です。もうこれは断言できる。
便利な釣り道具は世の中には沢山あるけど、釣りに行く時間を爽快で幸せにしてくれる道具はバイクだけだね。
2.維持費・ガソリン代の安さは車と比にもならない。
これも無茶苦茶でかいです。
ぶっちゃけた話、釣りで何がお金かかるって車絡みの出費が大きいじゃないですか。ガソリン代もそうだし、人によっては釣りの為に大きな車を買ったりするし、何だかんだで維持費やローンでも釣りの為の出費としてお金が飛んでいく。
ところが!
バイク、しかもオレが乗ってたホンダのリトルカブの維持費やガソリン代なんて車と比にもならない位安い。リッター40~50kmとかどんだけ最高なのよ。
自賠責や任意保険、その他油脂類の交換とかメンテ代なんかも車よりも低く抑えられるし400cc以下なら車検も必要ない。
自分が1年間で払っている釣りでの車絡みの出費を計算したことがあるかい?オレは怖くて絶対にやらないようにしている。
原付という最強の比較対象を知ってるからゾッとする事間違いねぇ。
3.釣り場での駐車スペースに困らない。
はっきり言って、釣り道具としての最強のメリットはコレです。
その釣り場は車が数台しか止められない・・・っていう場所とかあるよね。先行者がいたらもうアウト、もしくは歩いてスゲー時間かかる場所に停めてから歩かないといけないっていう。
そういうポイントでも、バイクだったら道やスペースの脇に寄せれば余程の事が無い限り駐車出来ないなんて事態はあり得ないです。近隣住人、漁師さんの方々に迷惑をかけにくいという意味でも釣り道具として優れていると思うね。
駐車における不安要素とストレスの少なさは、車釣行では考えられない位のスマートさですよ。
4.自分に必要な物を選ぶ感覚が養われる。
これはデメリットと表裏一体だけど、あれもこれも選べる・持っていけるってなると、逆に自分が何をしたいかが分かりにくくなってしまう。多分釣りに限った話ではないと思うけど。
自分の軸は何なのか?
自分は何を捨てるのか?
っていうのを嫌が応にも考えざるを得ないんですよ、バイクは。車に乗ってると案外必要な物を絞れなくなってる人は多いと思う。あれも積んで、一応これも持っておいて・・・みたいな。
いかに減らすか。
この経験から学んだ事は多いです。
バイク釣行のデメリット。
楽しいメリットがあれば、勿論デメリットもあります。
というかはっきり言うけど、バイク釣行は車と比較すればデメリットも多いです。バイク釣行に興味がある人は知った上でチャレンジして欲しい。
1.荷物が限られてしまう。
当然これが最大のデメリットでしょうね。冒頭でも書いたけど、オレも荷物が増えざるを得ない釣りにはあまり行けてなかったです。
といっても、クーラーやバッカンなんかは荷台に積めなくはないし、バイクにフローターのセットを載せたりして釣りに行く人もいますけどね。
フローター釣行。 - 休日は、旅人。 - Yahoo!ブログ
魚をキープするのも、サイズや魚種によっては厳しいです。
釣りによっては荷物の都合上、バイクという選択肢はどうしても対象外にならざるを得ないと思います。
2.長距離の移動はキツイ!
車と比較するとどうしても身体的な負担は大きいです。車の場合、運転に疲れても車内で眠れるけど、バイクだとそうはいかないよね。
それに、排気量によっては車と比較するとどうしても釣り場までの時間がかかる。オレの場合、原付で往復70~80km位の釣り場とかにも普通に通ってたけど、当然高速やバイパスも使えないし、時間がかかるから朝マズメの良いタイミングに入るためには人一倍早く起きる必要があった。
当時は若さでカバーしてたけど、車に慣れた今では流石に同じことはやれないかな。
3.天候や季節によっては移動だけでも正直しんどい。
少々の雨、暑さ、寒さは慣れれば大したことないけど、
どしゃ降りの雨。
真夏のカンカン照り。
真冬の夜。
こんな時のバイクは罰ゲームに等しいです。特に冬の寒さは苦行に近いね・・・途中の道で帰りたくなる時とかありますよ。でも行っちゃう。
釣人ってアホだね・・・
4.転倒や接触のリスクがある。
これ超大事な話。
自分だけではなくて、他人や他車に迷惑をかける恐れもあるので、ここだけは絶対に理解して欲しいです。
やっぱり大なり小なり荷物を積むので。
特にバイク釣行で特に一番頭を悩ませるのがロッド。どうやって携行するかはバイク釣行者の共通の悩みですね・・・オレはこういうロッドケースを肩から掛けて釣りに行ってた。
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人によって色んな工夫をしてるね。
バイクでフカセ釣り その1 メリットとデメリット | 菜's(サイズ)
中にはこんな猛者もw
道具の中で最も長さのあるロッドをいかに運ぶか?というのは、単純に釣りを快適に楽しむためという以前に、「安全を確保するため」に極めて大事な事なのですよ。
まず、長い程空気の抵抗をもろに受けます。オレはロッドケースを肩から掛けてたけど、ケースの真ん中あたりを常に脇に軽く挟むようにして、バイクと水平の向きになるように様に固定していました。単純に横にはみ出すと危ないしね。
それに風が強い日とかに走ってるとロッドケースがスゲー暴れたりするし、体持ってかれそうになることもあったし、そうなると運転にも影響は出る。
取り回しも良くてスピードも大して出ない原付だから良かったけど、ロッドケースという選択肢はある程度排気量が上がると排除せざるをえないです。
基本的にはこの手のホルダーを使用した方が良いです。
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それと、ロッドに限らず荷物をどんな積み方をするにせよ、法で定められた積載の制限がある事も忘れちゃダメ。
制限の範囲内であっても、車体からはみ出して道具を運ぶ時は、慣れないと車体感覚が狂いやすいです。
なので、バイク釣行時のすり抜け行為はマジで危ないのでやめましょう。下手したら事故りますよ!まぁ、普段からやらない方が良いけどさ。
因みに余談だけど、オレはロッドケースの事で一度だけ白バイに停められたことがある。勿論制限に引っかかるような運び方はしてないが、脇に挟むような運転が少し気になったとの事。
結局何も切符切られるようなことは無かったけど、お巡りさんからしてもバイクでのロッドケースの持ち運びは目につくみたいだね・・・
5.仲間と同乗して釣りに行けない。
基本単独釣行になりますよね。
誰かを誘って釣りに行く、という事が出来ない。オレは釣具屋時代の同僚でバイク釣行してるスタッフが他にもいたから、一緒にバイク2台で釣りに行ったりする事も出来たけど。
釣り仲間が多く、複数人で釣りに行くのが好きな人には不向きかもしれないね。
断言するけどこういう人にはバイク釣行は向かないよ。
バイク釣行は楽しいけど、経験上こういう人はやめておいた方がイイだろうな、っていうタイプの人を挙げておこう。
基本的に、こだわりが多過ぎる人には向かないと思って良いと思います。バイク釣行は何かを捨てる覚悟が無い人にはただのストレスにしかならないと思いますよ。
1.どんな魚でもキープしたい人。
50cm以下の魚や、体高の低い魚ならキープは何とかできますけど、長寸の青物やシーバス、体高のある真鯛とかをバイクで持って帰るのは普通に危険です。
釣ったら喰うスタイルの人には難しいと思いますよ。
2.どんな状況にも完璧に対応できる準備を整えておきたい人。
オヌマンみたいに、ベストにルアーがパンパンに収まっているような人ですねw
それを否定してるのでは無くて、とにかく魚を釣るという結果にフォーカスを絞りたい人には向かないという話です。
3.ロッドは絶対に1ピースじゃないとダメという人。
特にバス。
普通に危ないんでバイクは選択外でしょう。
まとめ:釣りに関わる全ての時間を楽しみたいならバイクに乗れ。
ぶっちゃけた話、オレはいつかまたバイク釣行を再開したいと思っている。やっぱり車と比較してもコスト面でのメリットは大きいし、バイクの機動力は魅力的なんで。
でも何より大きいのは、明らかに「楽しさ」です。
「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」
「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」
「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。」
「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」
有名な中国のことわざであるが、
オレはコレに一文足したい。
「釣れても釣れなくても、幸せになりたかったらバイクを買いなさい。」
制約も多いし、大変な思いをする事もあるし、根本的に向かない釣りもある。それでも、デメリットを受け入れてでも味わいたい魅力がバイクにはあります。
ただ釣りに行ってるだけの時間に価値をもたらしてくれるのはバイク位だろう。
海が見えただけで叫びたくなる大泉洋の気持ちが分かるかい?
B’zの「RUN」が泣きそうになる位カッコよく聴こえる時間が想像できるかい?
「もうこの景色さえあれば釣れなくてもいいや」と思える感情が分かるかい?
魚が釣れなきゃハッピーになれない??
そんな条件付きの釣り人生から脱したいならバイクはオススメやで。
以上、ムラキでした。
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