水温計は嘘を言わない。

水温計、水温計ってしつこい元釣具屋店員のブログ。

【車上荒らし】車にロッドホルダーを付けるのは正直危険!車をショーケース化するのと同じですよ。

どーも、ムラキです。

元釣具屋店員です。

いらっしゃいませー

 

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車にロッドホルダーを付けてるアングラーは多いかと思います。

 

確かに便利だからね。

 

でも率直に言って、

 

車にロッドホルダーを付けるのは、

防犯の観点から慎重になるべきです。

 

何故かというと、タイトルの通り、

 

車をショーケース化するのと同じ行為なので、車上荒らしの被害リスクが確実に上がります。

 

今回は釣具屋時代の、”地下”の人とのトラブルを交えて、車上荒らし対策について語ってみようと思う。

 

最後までよろしくどーぞ。

 

目次

  

釣人の車は車上荒らしの最高のターゲット。

釣具、特にロッドとリールは換金しやすく足が付きにくいし、しかも割と高額で売れるケースも多い。

 

それに釣具狙いの車上狙いの場合、メリットがあり過ぎる。

 

・本人が車から長く(遠く)離れやすい。

・周囲に人がいないような自然の中だと尚更仕事がやりやすい。

 

そりゃどう考えても狙うよね・・・悪意ある人間にとってこんなに都合のいいターゲットは存在しないと思いますよ。 

ロッドホルダーは、車をショーケース化してしまう。

問題はここ。

 

当たり前だけど、いくら釣具狙いで釣場うろついてたって、むやみに襲う訳が無い。どう考えても、車内にタックルを残した車を物色する事になる。

 

そんな彼等にとって、ロッドホルダーで大量に釣具を乗せた車はまさにカモ。

 

詳しくは後述しますが、悪意ある連中、”地下社会”の連中というのは釣具の知識も価値をよーく理解しています。

 

ハッキリ言って、

 

「おっ、セルテートあんじゃん」

「大体10万にはなるな」

 

とか車内を見ながら普通に言ってるはずです。

 

誤解を恐れず言えば、窃盗犯自身も釣人のケースだってあるのですよ。

 

オレでさえ車で走ってて、たまたま目の前走ってる車にロッドがぶら下がってれば、特にバサーの車だったら何のリールか位おおよそ分かるし、いくら位お金使ってる人なのかとか大体予想が付く。

 

っていうのを、プロの窃盗犯達だって当然考えてるのですよ。

 

ロッドホルダーでタックルを積むという行為は、そこら辺を走ったり、車止めてるだけでも、

 

「私は現金10万円を持っています」

「カルコン積んでますよ」

 

ってアピールしてるようなもの。

 

言ってしまえば自分の財産をショーケースに入れて走ってるのと同じ行為です。

 

ロッドホルダーでタックルを積むのはそういうリスクがある事は絶対に理解しておこう。

釣具屋時代の”地下”の人達とのエピソード。

ロッドホルダーの事は一旦脇に置いておくとして、少し別の観点から釣具と”地下社会”の人達との密接さを語ってみよう。

 

微妙にデリケートな話なんですが、実は釣具屋時代に警察が店に事情聴取しに来た事が何回かあるんです。

 

盗難にあったクレジットカードで、うちの店で大量に買い物していった人間がいたとの事。

 

オレは直接レジは打ってないけど、その人間(客とは呼ばない)の事は覚えていた。イグジストやらモアザンブランジーノやら、高額リールを大量に買っていったので。

 

警察から防犯カメラを見せてくれと言われて、あー・・・やっぱりね、と。

 

恐らく後の換金目的なので、レシートの履歴から購入していったモノを教えたり、直接レジを打ったスタッフが個別で聴取されたり、割と大ごとになってしまった。

 

他にもですね、別に警察沙汰にはなっていないけど、明らかな”地下臭”を感じるお客さん(確証はないからそう呼ぶ)の爆買いもたまにあるのも事実なんですよ。

 

中には純粋にお客さんとして来てるっぽい人もいたけどね。

 

明らかに20代前半で、身なりも全身真っ黒の服、帽子、サングラス(夜&店内)でバッチリ決めた人が合計30万近くロッドやリール、大量のルアーを購入していった事もあったなぁ・・・

 

「お車までお持ちしますね」

 

ってロッドや袋一杯のルアー抱えて駐車場行ってみたら、あなたの年齢ではあり得ないでしょっていう高級車。

 

これ書いていいのか分かんないけど、それとなく職業聞いてみたけど、経営者とかではないんですけどねぇ、って笑うだけ。

 

あえて言うなら・・・と付け加えて、

 

「”運送業”、かな?」

 

もうそれ以上何も聞きたくないよねw

 

ヒルに笑った笑顔を忘れる努力を何年もしてます。 

彼らは釣具の価値を知っているという真実。

真面目な話、地下社会の人達が純粋なお客さんとして来る場合もあるし、”換金するアイテム選び”としてやってくる場合も釣具屋では割とあるんだよね。しかも前者の場合、割と太いお客さんになるケースもある。

 

あまり語られないけれど、釣り業界の一つの側面だったりする。

 

車上荒らしに限らず、夜の閉店した釣具屋を窃盗団が襲うケースだって過去にはあります。

 

って位、彼らにとっては釣具が換金目的の獲物としては美味しく、価値をよーく知っているという事をどうか覚えておいて欲しい。

ロッドホルダーを付けるなら気を付けるべき3つのコト。

なんだかロッドホルダーを全面否定する記事に思われたらあれですが、勿論釣り人目線で言ってもメリットは大きいです。

 

シート倒せない車だと、1ピースロッドの購入はそもそもロッドホルダーの設置が前提になるし、

 

シートが倒せる車でも、ロッド伸ばした状態で寝かせてると、車の振動であちこち接触するのはやっぱり気が引ける。特に多数のタックル重ねて置いたりするとね・・・

 

それを考えると、他のタックルやモノに干渉しにくく、リールを付けたまま乗せやすいロッドホルダーはめちゃめちゃ合理的な格納方法だったりしますね。

 

そこで、メリットも多いロッドホルダーだからこそ、車に搭載するならこれだけは気を付けて欲しい注意点を挙げておこう。

 

~1.釣りに行かない日にタックルを積みっぱなしにしない~

例えば普段釣りに行ったりしない、平日の通勤時とかでもそのままタックルを積みっぱなしにしてる人は結構多いです。

 

釣人あるあるの一つかもしれない。

 

これをやってしまうと、釣り場以外での場所でも目を付けられやすいかもしれないね・・・

 

例えば仕事帰りに寄った大型スーパーの駐車場とか。

 

車を普段からタックルの倉庫にしないコト。

釣人の防犯対策のある種の基本です。

 

~2.釣りに行く日は、余計なタックルは持っていかない~

ぶっちゃけこれは 1 と同様、積みっぱなしは厳禁だよって事です。

 

例えば、シーバス行くのにバスタックルやらアジングタックルやら余計なモノを積みっぱなしにするとか。

 

使わないのに車上荒らしのリスク高めるだけで、何のメリットも無いし普通に危険。

 

要るモノだけ持っていきましょ!

 

~3.積んだタックルは出来るだけ全部釣り場に持っていく。持っていくモノだけに絞る~

これが一番重要じゃないかな。

 

特にバサーの人はタックル何本も持っていくし、「今はコレ要らね」とかって使わないタックルを積みっぱなしにしがちなんだけどね。

 

でも最後にはっきり言いますが、もしオレが悪意ある人間なら、真っ先に車上荒らしで狙うのはバサーの車です。

 

しかも何本も持っていくようなある程度やり込んだバサーなら、ロッドやリールもある程度の高額換金が期待できます。

 

オカッパリアングラーはキツいかもですが、積んだタックルは極力釣り場に持っていけるよう、そもそも積むべきタックルは厳選した方が良いですよ。

おわりに

どんな選択でもメリットデメリットはありますが、この記事で最も言いたかったのは、

 

悪意ある人間は釣具の価値を十分知っているし、釣人の車は最高のカモとして見ているよ。

 

って事です。

 

だから、安易にロッドホルダーを付けて車をショーケース化するのはオススメしませんし、実を言うとオレ自身今まで一度も車にロッドホルダーを付けた事が無いです。

 

まぁ、バックミラーの視界にモノがあるのが生理的に受け付けないっていうのが一番の理由なんですが、釣具屋時代に車上荒らしにあったお客さんの話とかも聞いてきてるので。

 

だからシート倒してタックル積む派で通してます。勿論それでも車上荒らしに合うリスクはありますが、少なくとも露骨にタックル見せるより絶対にマシです。

 

割と語られる事が無い話題ですが、自分の宝は慎重に扱いましょ。

 

以上、ムラキでした。

 

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