どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませ~
「どのルアーが一番良く釣れるの?」
っていう質問は、釣具屋時代にもよく聞かれました。さすがこればかりは「状況次第です」としか言えないよね。
ただね。
最近になってアレコレ考えた結果、あえてバスルアーではなく、”ルアー”っていう広義的に定義した上での持論なんだけど、
結局デプスのデスアダーが、
一番釣れるルアーなんじゃないのかな?
いや、もちろんね。
「魚種にもよるくね?」
って話なんだけど、まぁまぁもう少し聞いて。
今回は、「一番釣れるルアー」っていう、ドラえもんに泣きついてもキレられそうなテーマについて、元釣具屋店員的視点も含めて話してみようかと思います。
良かったら最後までよろしくどーぞ!
目次
そもそもデスアダーって何?
っていう初心者の方もいるかと思うので、詳しくはコチラをどーぞ↓
https://www.depsweb.co.jp/deathadder/deathadder.html
メーカー自ら、「デビュー以来、桁違いとも言える数のビックバスを仕留めてきた実績と、誰にでもビッグバスをもたらしてくれるという圧倒的な威力」と謳う位、マジで文言通りに実績の高いワームです。
まぁ、ざっくり言うとこんな感じ↓
・デカイ
・飛ぶ
・謎に釣れる
大したギミックとか無いはずなのにやたらと釣れる、割と真剣に謎が深いルアーだったりしますw
とりま、そんな感じ。
デスアダーが何故一番釣れるルアーなのか?
もともと実績が高いルアーなのは、バサーは勿論、バスをやらないある程度ルアー釣りに精通してる方でも知ってる方は多いと思います。
で、オレが一番釣れるルアーなんじゃないのかと思う理由は、勿論実績だけではないですよ。
理由は大きく分けて3つです。
①どこの釣具屋に行っても置いてある。
②ノーシンカー、軽めのシンカーでもぶっ飛ぶ。
③汎用性が高い。
1つずつ説明します。
理由①どこでも買える。しかも安い。
釣れるルアー、と称されるルアーは沢山ありますが、”どこでも買える”釣れるルアー、というのは実はとっても少ない。
「ネットでもリアルでも高確率で手に入りやすいし、補充しやすいよね」っていうルアーは、オレが今ぱっと思いつく限り10個も無いです。
さらにその中でも、「お値段もお手頃」っていう菩薩ルアーは5個だけ。
エコギア グラスミノー
デュエル ハードコアミノー(ソルト系のシリーズ全般だけどね)
ゲーリー 4インチグラブ
ゲーリー 4インチカットテール
そして、
デプス デスアダー
まぁ、色んな釣具屋がリアルでもネットでも存在するけど、少なくとも淡水から海まで全般的に扱うトコなら、この辺りのルアーを置いてない店ってほぼほぼ無いんじゃないかな?置いてない店の仕入れ担当どうかしてるぜ。
大事なのは、安くてどこにでも置いてあるルアー=補充しやすい、という事です。
もっと言うと、時間を掛けて使い込みやすいという事。
流行りのルアーの中には、メルカリとにらめっこしないと買えないような激レア&超プレミア価格なモノも多い。根がかりでロストしたり、使い切ってしまうと、もうそれっきり。
威力を知る前、使い込む前にサヨナラするのが怖いから、何だかんだでBOXの中で眠らせてしまい、結局はルアーの性能を知らずじまい、っていう人は割といるんじゃないかな。少なくともオレは経験がありますね・・・
実績が高いルアーでも、投げない事には釣れないし、釣れる使い方も学べない。
だからこそ、どこでも安くで手に入る実績が高いルアーっていうのは貴重なんだよね。
理由②比重が高いので、限りなく軽いリグでも遠投出来る。
ぶっちゃけこれは結構大きい。琵琶湖のアングラーからも支持され続けてるのは間違いなくこれがあります。
軽く暴論だけど、「軽ければ釣れる」っていう魚と状況って割と少なくないと思うのですよ。でも、軽けりゃ飛ばないし、着底を取りづらくて手返しと効率が悪くなる・・・と。
デスアダーの6インチであれば、ノーシンカーや3.5g以下のテキサスリグを、フロロの16lbや20lbクラスで、しかも風が強い中キャストしても30~40mはかっ飛ばせる。し、着底も取りやすくてボトムの感知も容易。
でもリグは軽いし、ワーム自体も動きはタイトで、ナチュラルに誘う事が出来るっていう合理性の塊。
気持ちよく良くかっ飛ぶという事は、キャストの精度も高まる事につながるので、カバー打ちや近距離での釣りでも活躍するよね。
さらに比較的針持も良い(これは人によって意見は色々)。
実はデスアダーって、ソルトでも使ってる人は多く、実績も高いです。
ロックフィッシュなんかは昔から有名だし、最近はヒラメやシーバスでの釣果も割と聞きますね。
バス用のルアーって、ハード・ソフト問わず割と動きの大きいモノが好まれるけど、ソルトは割とタイトでナチュラルなモノが好まれるケースが多いです。
そういう意味でも愛用者が多いんだろうね。
特に、この方のデスアダーマスターっぷりは凄い↓
羨ましい。
無駄なパーツが無い、シンプルな見た目の割に、実は釣りをする上で利にかなってる要素が詰め込まれてるんだよね。
理由③汎用性の高さは異常。
まぁ、世に中にはワームを使った色んな釣りが存在するけど、デスアダーなら殆どのリグやトレーラーで使えるんじゃないですかね。
先述の通り、ソルトでも使いやすいし、実は割と対応魚種も広い。
流石にメバルやアジは無いよなぁ~って言いたいところだけど、こんなアイテムもあるからね。
オレも超大好きなワームです。アジでもメバルでもメチャメチャイケてるし、これも割とどこでも置いてるルアーかな?
レインもデプスも隙が無ぇ・・・
このデカさとボリュームで定番化する商品なんてまずないよ!
一番釣れる、っていう記事のテーマから少しそれるけど、真面目な話ね、
デスアダーは異常です。
大体想像がつくかと思いますが、バスルアーに限らず基本デカいルアーというのはそんなに売れません。どうしても使用機会が減ったり、心理的ハードルも上がるよね。
例えの引き合いに出すとあれだけど、OSPのドライブクローなんかは長年売れ続く大人気ルアーだし、3・4インチは割とどこのお店でも置いてあるけど、流石に5インチは動きが鈍ります。し、置いてない店も多い。
ぶっちゃけ、オレが勤めてた店でも数回仕入れたけど、結局「5インチはやめとこか」って結論に至った。
押しも押されぬ人気ルアー、ドライブクローでさえデカイサイズは売れないのよ。
が、
デプスさんトコのデスアダー君はね、もう逆だから。
6インチが一番売れる。
8インチは流石にデカすぎて微妙だし何故か5インチも微妙だけど、6インチが圧倒的に売れて、次に4インチって感じ(3インチは仕入れた事ないから分かんない)。
特に6インチに関しては、デス6、っていう一つのブランドになってる感すらあると思います。
勿論地域によるけどね。関東では4インチがムチャクチャ人気だったりするし(ミドストなんかに最高だからね)、6インチが一番人気とは勿論言えない。
でも他社のピンテール系、スティック系ワームの同じサイズと比較しても明らかにデカイし、釣人好みの”生物チックなよく動くワーム”でもないのに、釣具屋の棚で埃被らず常に売れていく。
という事は、人を見た目で釣る要素より”純粋に釣り人が求める合理性”だけで支持され続けてる、っていう事実に他ならない。でも、
いつでもどこでも買えちゃう。しかも安い。
冷静に考えると、これって凄くない?
「一番身近で、一番使い込みやすく、一番合理性の詰まったポテンシャルが高いルアー」っていう意味で釣れるルアーを突き詰めると、答えはデスアダーに行き着くんじゃないですかね、っていうのがオレなりの結論であり持論というワケです。
おわりに
冒頭でも述べたように、釣れるルアーは状況によって変わる。だから、一番釣れるルアーというのは基本存在しません。
だけど、使い込むに値する合理性の高さと、使い込める環境を考えた時に、デスアダーのポテンシャルの高さは再評価される時期にあるような気がします。
多分、令和30年でも釣れてると思う。
参考になれば幸いです。
以上、ムラキでした。
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