※2019年6月6日更新。
どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー
基本投げて巻くだけ!集魚力が高くて広範囲を探るのに適しています。
でも、結構苦手意識が強い人や”投げず嫌い”の人も多いルアーだったりする。
特に初心者の方だと、
「あれのどこが魚やねん!」
っていう疑問から敬遠する人も少なくないと思うんですよ。
が、
経験上断言するけど、スピナベで釣れないっていう人は大体4つの大きな勘違いをしてるケースが多いね。
その勘違いについて先に結論から言うね。
スピナーベイトを、こう勘違いしている。
①「何かのイミテートなんでしょ?」
②「釣れるルアーなんでしょ?」
③「何を投げるかが大事なんでしょ?」
④「難しいルアーなんでしょ?」
それ、違うよ?
この勘違いを裏返して考えるだけで、スピナーベイトが本当の意味で「釣れる」ルアーになります。
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
- 勘違い ①.スピナベを何かのイミテートだと思うな!
- 勘違い ②.スピナベは基本釣れないよ?
- 勘違い ③.スピナベは”いつ”、”どこで”投げるかが一番大事
- 勘違い ④.スピナベは超カンタンに釣れるルアーだよ
- スピナーベイトで釣る為のオススメのアイテム。
- おわりに:スピナベの威力は投げ続けた人にしか分からない!
勘違い ①.スピナベを何かのイミテートだと思うな!
超大前提です。
まずはココ。
スピナベを何かの魚、あるいはその群れ、甲殻類・・・と、何かしらイメージして使ってしまいがち。
だけど、はっきり言ってそんな事に全く意味はNothing!!
スピナーベイトは基本、
「ド派手でうるさくてやたら目立つ奴」
っていう、程度の認識で十分。
むしろそれが本質なので、ここを絶対に忘れてはいけないね。
ここまで読んで釈然としない人も多いと思う。オレだってスピナベを使い倒す前にこんな事言われても納得しなかっただろうし。
ハッキリ言って、コレに関してはこの記事を読んで欲しい↓
まぁ、オレの言いたい事はココに書いてる通りなんだけど、
スピナーベイトっていうルアーは、
「とにかく目立つこと」
「バスに気付いてもらいやすいこと」
に絶対的な価値がある。
エサを食べたいやる気のあるバスからすると、
「おっ、なんかよう分からんけど、あそこに餌があるぞ!?」
ってな感じでスピナベに寄ってくるし、
特にエサを食いたくなくてもスピナベの存在に気付いて、
「取り敢えずいっとこか!!」
ってな感じでやる気スイッチが入るバスもいる。
バスが何と思って食べに来てるのかなんてどうでもいいんだよね。事実、昔スピナベで釣ったバスの口から手長エビの手が出てきた事もある。
あんな物体のどこが手長エビやねん!って話じゃん?
でもバスが反応したのは事実。
という事は、そこのバスが何か特定のエサを食べているからスピナベに反応したというより、単純に「エサを食べたい」から反応しているといえると思う。
スピナベは何かのイミテートだと思ってしまうと、正直なかなか使う気にならないと思う。だから投げない、分からない、釣れない・・・と。
オレも初心者の頃はそうだったからね・・・
スピナーベイトは、とにかくやる気のあるバスを効率よくかき集める力がある、という事を理解しよう!
勘違い ②.スピナベは基本釣れないよ?
さぁ、ここですよ。
これは多くの人が勘違いしてる事なんだけど、
スピナーベイトは基本釣れないルアーです。
例えばさ、「ビッグベイトは基本釣れないルアーです」って言えば大抵の人は納得すると思う。何故なら魚を選ぶルアーだから。スゲーでかいし、基本デカバスしか反応しないしね。
でも、実はスピナベも本質的には同じです。スピナベも魚を選ぶルアーなんだよ。
やる気がない。
活性が低い。
こんなバスには効果が薄いし、むしろ余計にプレッシャーを与えてしまうから。
それに、日本のフィールドも昔ほどバスは多くないし、何投げても釣れるようなパラダイス的場所もほぼ無い。
ハッキリ言って、スピナベは100投してやっと1回反応を得られるかどうかのルアー。
だから、「スピナーベイトって釣れないじゃん!」って思ってる人はある種正解。そんな沢山釣れるルアーじゃないのよ実際。
でもね。ココからが大事なんだけど、
沢山釣れないスピナーベイトだからこそ、
沢山のエリアを素早く回れるんですよ。
何故か?
アピール力が高いから。
1投でアピールできる範囲が広いし、投げたコースで魚が釣れなければ、
「あっ、ここにやる気のある魚いねーわ」
っていう見切りをさっさとつけて次に行ける。厳密に言えばスピードとかレンジとか考える事はあるけどね。
でも、投げたエリアにやる気があるバスがいるか否かを判断するには最高のルアーなんだよね。
しかも、やる気のあるバスがいるエリアに投げれば驚くほどあっさりデカいのが釣れたりもする。
今までの無反応は何ったの??っていう。
ジグヘッドリグで同じエリアを探ると、アピールが弱いし、投げないといけない回数も時間も増える。
ジグヘッドリグでスピナベでアピールできる範囲を探ろうとすれば、多分2倍以上は投げないと釣り合わないんじゃないかな?
だから、スピナベは釣れるルアーだと思って投げてるとすぐに心が折れますよ。
だって釣れないもん。
釣れない事実に価値を見出して、ハイ次、ハイ次、ってテンポよく新しいエリアを回っていこう。
勘違い ③.スピナベは”いつ”、”どこで”投げるかが一番大事
②とも通じる話なのだけど、この記事の一番大事なミソです!
ハッキリ言うけど、スピナーベイトは何を投げるかってそこまで重要じゃないのよ。
勿論釣れるスピナベというのは存在するよ。それは事実。
でもね、いくら「釣れる スピナベ オススメ」で検索して買ったスピナベを投げたって、いきなり爆釣なんてあり得ない。
どんなイケメンでも限界集落でナンパしても無駄でしょ?そもそも人がいないじゃんっていう。
もしくは、渋谷で深夜3時にナンパしてもやっぱり無駄。多少人がいてもこれから帰る時間だし、むしろ「何故この時間に??」ってスゲー怪しまれるじゃんw
それと同じだよ。
だから、スピナベは”いつ”、”どこで”投げるかが大事。
じゃあそれはいつ、どういう場所に投げるのが良いんだよ??って話ですよね。
ざっくり言うと、
いつ?・・・「エサを食べたくなるタイミング」、「バスが元気になるタイミング」
どこ?・・・「エサがいる場所」、「エサを獲りやすい場所」、「エサを待ち伏せできる場所」
とりあえずこういうイメージでOK。
ここは本当に大事なポイントだからもう少し詳しく書くね。
バスがスピナベに反応するタイミング
これはね、あなた自身の一日を振り返ってみてもらうと分かりやすい。
いつお腹が減ります?
言うまでもなく、朝・昼・夕だよね。
昼はさておき、魚も同じでいわゆる「マズメ」って言われる時間帯がエサを捕食したくなるタイミングですね。朝マズメ、夕マズメはどんな釣りでもチャンスタイムです。
後述しますが、朝マズメは意外とスピナベは利きづらい事もあるんだけど、基本的にはバスでも朝夕はチャンスであることには変わりないです。
次に天気。
率直に言えば、曇りと雨は最高だね。これはどんな魚でも同じなんだけど、基本的に曇りや雨というのは魚が元気になりやすいんですよ。
高気圧の晴れの日というのは、魚のウキ袋に負担がかかって深場に落ちたり、あまり動きたがらない事も多い。
これはブラックバス自身もそうだし、エサとなるベイトフィッシュも同じだね。
光量が多いと、いざ餌を取ろうとしてもバスの存在がベイトフィッシュに気付かれやすく、狩りも難しくなるし、鳥という天敵からも発見されやすいからバスはカバーの奥へと入り込んでしまう。
晴れの日というのは、釣人にとっては快適でも、魚にとっては実はシビアで過酷。スピナベに反応したり、気が付いてくれるバスが減ってしまいやすう天候なんだよ。
一方、曇りや雨。これは釣りをやるなら基本的に喜ぼう!
低気圧になれば、バスやベイトフィッシュも動きやすくなるし、光量が減ればバスもベイトフィッシュから気付かれにくく狩りがしやすい。
さらに雨が水面をバシャバシャ叩く事で、天敵の鳥からも見つかりにくいので警戒心は薄れ、釣人の存在もバスに感づかれにくくなる。
一言で言うなら、魚が動き回りやすくなるタイミングなんですよ。
だから、バスはここぞとばかりに狩りを始めやすく、スピナベに気が付いて反応してくれる魚も増えるってわけだね。
とにかくスピナベで釣りたいなら、曇ったり雨が降ったら狂喜乱舞しよう。
そして忘れられがちなのが、濁り。
雨が降った後なんかは特にそうだけど、普段はクリアな水域が濁ると基本的にはチャンスと思って良い。
何故なら、濁るとエサに気付かれにくくなるし、狩りがしやすくなるから。
人間都合で言うと、ルアーをイイ感じに”見せすぎなくて済む”から、バスを騙しやすいタイミングとも言えるね。
人間だってさ、明るい部屋でマネキン見ても「偽物やん」って分かるけど、薄暗くてよく見えない部屋の中でマネキン見たら「誰!?」ってなるよね。
それと同じです。
ただ、濁り過ぎるとかえってバスは怯えて動きたがらなくなる。人間でも真っ暗の深夜の街って怖いじゃん?それはバスも一緒なんですよ。
エラに泥や粒子、悪い水が混じると単純に活性が悪くなるという事もあります。
だから、濁りは100%好条件ではないけど、基本的にはアピール力の高いスピナベで騙すには利用できる要素だと思って良いです。
そして絶対に忘れてはいけないのが、風と流れ。
「風が吹いたらスピナーベイト」
っていう格言もある位、風という要素は大きいし、”風”はそのまんま”流れ”に当てはめても良いです。
寒い季節とかではマイナスになる事もあるし、あまりに強すぎる風と流れはそもそも釣りにならなくなる。でも、基本的にはバスが元気になるタイミングと思って問題ないです。
風が吹くと、雨と同じで水面がざわついて警戒心も薄れやすい。水中の酸素濃度が上がったり、暑い季節だと単純に水面付近の水温が下がる効果もある。
先述した通り、朝マズメの時間ってバスが口を使いやすいタイミングなんだけど、実はスピナベが効きづらかったりもするんですよ。
何故かって言うと、風が吹かないタイミングでもあるから。
正直、場所や季節にもよるけどね。でも、朝マズメの時間帯って無風の時が多いし、風以外の好条件が重ならないとスピナベは活きづらい。
例えば流れや雨とかね。
っていう位、風という要素はスピナベをやる上では大事。
流れが出始める事も、魚にとってはとても大きな要素。新鮮で綺麗な水が供給されたり、暑い季節だとクーラー的役割にもなる。
エサになるベイトフィッシュも活発に動き回るし、それを追ってバスも活発になりやすいね。
風と流れ。
この2つ、特に風は一日の中でも変化しやすい要素なので、敏感過ぎる位敏感になろう!
バスがスピナベに反応する場所
先述の通り、エサがいる場所orエサを獲りやすい場所と思って貰えればOK。具体的にはズバリ言ってしまうと、
・浅場(シャロー)
・障害物やカバー周辺
です。
例えばね、
こんなだだっ広い広場のど真ん中で鬼ごっこするとして、あなたが鬼なら絶対嫌じゃない?広すぎて相手を追いかけるのも大変だし、待ち伏せが出来る障害物も無い。
というか、追いかけられる側も嫌じゃん。すぐに見つかるし、逃げ込める場所も無いから。
じゃあね、上の広場では捕まえにくい、逃げにくいならどこに行きます?間違いなく奥の森側だよね。
ここなら、鬼は身を隠して待ち伏せも出来るし、逆に障害物に追い詰めて捕まえやすいよね。
逃げる側も身を隠しながら移動できるし、万が一見つかっても障害物に逃げて鬼を撒きやすい。
これが、水の中で言う浅場&カバーや障害物の考え方だね。
一概には言えないけど、スピナベの釣りは「浅場の障害物や変化に絡めて使う」事が基本になります。
だからスピナベはバスがいそうな場所、エサがいそうな場所をイメージしたり、探しながら釣りをする事が重要になる。
極論言ってしまえば、スピナベは一投する毎に、枝1本、ウィード(藻)1本、石ころ1つ、でも当てるつもりで釣りをする位の意識が必要だね。
まぁ、別に必ずしも当てなくても良いけれど、その付近を通す・・・っていうイメージですね。
ここまで書いた事を意識しながら沢山スピナベを投げていると、必ずどこかのタイミング、場所で反応がある。
数時間前にスピナベで反応が無かった場所で、風が吹いたり流れが強くなっただけでいきなり釣れ出す事も珍しくない。
特に変化のないシャローの中で、ポツンと存在する倒木周りにスピナベを通すとあっさり釣れる事もある。
数週間ほど食いが悪かったのに、久々に雨が降ったタイミングに釣りに行くと、いつもは釣れないシャローで爆釣!なんてお祭り騒ぎもホントに良くあります。
だからこそ、スピナベは沢山投げる必要があるし、沢山投げて釣れたバスには滅茶苦茶大きな収穫がある。
その場所、そのタイミングで釣れたという事実は、
「バスにとって、良い条件が重なった結果ですよ」
っていう濃い情報を教えてくれるんだよね。
その濃い情報は、次の釣り、別の釣り場に言っても活かせるんですよ。
「あっ!風が吹いてきたし、あそこのシャローに入るか!」
「あそこのカバーだけ、他より沖に突き出てるな?」
とかね。
だからスピナベでなかなか釣れない人は、
魚を釣るためというより、「情報を集める」という意識でキャストを重ねる事をお勧めします。
勘違い ④.スピナベは超カンタンに釣れるルアーだよ
画像出典:エバーグリーン HP Dゾーン
長くなったけど、これが最後のお話。
ここまで書いた事を読んで、「スピナベってやっぱムズくね?」って思った人もいるかもしれないけど、とんでもない!!
特に初心者の方が勘違いしやすいけど、スピナベやハードルアーは釣るのが難しい・・・って思ってる人は多い。
それ、逆だから!!
スピナベは一番簡単で、一番楽に釣れるルアーだよ!!
だってさ、ここまで小難しい話も書いてきたけど、基本投げて巻くだけのルアーじゃん?それだけで沢山のバスにアピール出来て、沢山のエリアを回ることが出来るんだから、こんなに簡単なルアーは実は存在しない。
日本のバストーナメントみたいに、超々ハイプレッシャーな難しい状況でスピナベをあまり投げないのは、スピナベで楽に釣れる魚が少ないから。だから、難しいライトリグの釣りをやらざるを得ない。
そう、ライトリグって実は難しい釣りなんですよ。
基本、丁寧に時間をかけないと釣れないし、ホントにバスの動きや場所を分かっていないと、バスプロでさえ全く釣れないリスクがある釣りなんだよ。
スピナベに苦手意識がある人は、もっと考え方をシンプルにしていいと思う。
フットワークを軽くして沢山のエリアを回り、やる気のあるバスさえいれば簡単に釣れるルアーだと思ってスピナベを沢山投げよう。
実は全然難しいルアーじゃないですよ、スピナベって。
スピナーベイトで釣る為のオススメのアイテム。
ここまで書いた通り、スピナーベイトは何を投げるかよりも、いつ投げるかの方が大事です。
とは言え、スピナーベイトはモノによって特性が異なるのも事実だし、ちゃんと使い分ければ釣れる魚は間違いなく増えていきます。それに、投げにくいタックルでは何十投と投げるのもしんどくなってくる。
なので、スピナーベイトで快適にバスを釣っていく為のオススメのアイテムを紹介してみようと思います。
スピナベを極めたいなら水温計を買うべし。
拍子抜けする人もいるかもしれないけど、オレのオススメアイテムは水温計です。
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これはもう断言します。
スピナベを極めたかったら水温計は絶対に持っておいた方が良い。というか、バス釣りが上手くなりたかったら持っておいた方が良いとさえ思う。
この記事でも書いた通り、スピナベはいつ投げるのかが最も大事な事です。
で、バスの食い気や行動を大きく左右する要因の一つが水温です。絶対ではないけど、変温動物で人間と違って服も着ていない魚からすると、水温のわずかな差で快適に動けるようになったり、逆に生命活動の危機にさらされる場合もある。
そして、水温には非常に優れた要素があります。
それは、”数値化できる”ということ。
魚の活性を左右する風、流れ、濁り、酸素濃度などは、我々一般アングラーが数値としてデータ化するのはほぼ不可能です。でも、水温なら明確に数字として、その日その場所の状況を表すデータとして残す事が可能なんだよね。
何度も書くけれど、スピナベなんて基本釣れないルアー。
だからこそ、データを取って欲しい。
データを取っていけば、
「流れ込みのエリアが、他より水温が2℃低い。ここ数日酷暑が続いたからここで粘れば、涼しさを求めたバスが回遊してくるかも?」
「8月でクソ暑いけど、全く釣れなかった先週より3℃下がってる。風さえ吹けば意外とスピナベがイケるかも?」
「4月だからプリのバスをシャローで狙おうと思ったけど、ここ数日冷え込んだせいで先週より気温が2℃低い・・・スピナベではなくて、テキサスでブレイク辺りをスローに探ってみるか」
といった明確な戦略が生まれるんだよね。
釣りが、ふわっとなりにくくなる。
その日の中で水温が場所や時間によってどれだけ変化しているのかが分かるし、数日、一週間、一ケ月と水温を計っていけば、その日の水温が過去数日~一ケ月の中でどういう意味合いを持つのかが分かってくるよね。
この辺の話はこの記事でも詳しく語っているので、良かったら参考にしてみて欲しい↓
ルアー1~2個の値段で価値のあるデータを集める事が可能なので、マジで水温計は持っていおいた方が良いと思うよ。
バスでオススメなのは、非接触式の水温計ですね。水面に直接触れずにピピッと測定できるので、ラン&ガンで移動が多い時でも煩わしさを感じにくいっていう優れものです。
出来るだけ水面に近づけて測定しないと正確な温度が計れないけど、極端に離したりしなければ問題なしです。
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オススメのロッド。
オカッパリ派、もしくは1本でスピナベやクランク、ジグなど幅広く使いたい方にダントツでオススメなのは、シマノのエクスプライド1610Mです。
正直言って、個々人の好みの問題を除けば一般のアングラーが普通にバス釣りをやる上で困る事はほぼほぼ皆無に等しいと思う程完成度が高い。
初代エクスプライドが発売された時、もうハイエンド機種売れなくなるんじゃないのかって無駄な心配をした位ですw
6.10ftっていう絶妙な長さは、スピナベの飛距離を稼いだり、ロッドワークで巻いてくるコースを調整したりするのもしやすいです。
Mクラスなので幅広いルアーに対応可能ですし、硬すぎず曲がり過ぎず、スピナベを一日中投げ倒す上では非常に使いやすいパワー感ですね。
オカッパリでスピナベを軸に一本で何でもやるなら間違いないと思います。
因みに、2ピースモデルもあるよ。
それともう一本、ジャッカルのBPM BC 610M-2も推しておきたい。
何よりレッドに染まったブランクスがクール!
遊び心もあるし、専用のロッドケースも付いているので自転車、あるいは電車釣行にもおススメです。
こっちもレッドとブラックを基調としていてカッコいいですね。
で、見た目だけではなく、エクスプライドと比較するとブランクスの曲がりがややマイルドな点もポイントなんですよ。
適度に曲げ込みやすいと、フッキングではしっかり掛けつつばらしにくく、3/8ozのスピナベを近距離で打ち込むなら軽い力でひょいっと投げられるので楽なんだよね。
見た目のインパクトだけで注目されがちなロッドだけど、マイルドなブランクス性能は巻物を軸にした釣りがメインなら非常に優位に働くと思いますよ。
オススメのベイトリール。
基本的には、3/8~1/2ozのスピナベを快適に投げやすい、スプール径が33~34㎜位のベイトリールであれば使いやすいと思いますが、オレがダントツでおススメしたいのはシマノの12カルカッタ100。
これね、あんまり話題にならないけどマジで名作です。
ドラグがハンドルの外側に付いてるおかげで、ハンドルがボディやロッドの重心に近い。重心に近い分、巻くリズムが安定しやすいです。
カルコンの廉価版として見られがちだけど、もう全くの別物。
巻きの釣りを極めたい方はぜひ試してみて欲しい。
オススメのスピナーベイト。
とにかくスピナべに対する苦手意識を克服するなら、バイオベックスのスタンガンがダントツでオススメです。
スピナベって何だかんだでロストする事も少なくないんですよ。積極的にカバーを攻めるなら尚更ね。
・高いスピナベを買ったのに、数投で根がかりでロスト→嫌になる
・根がかりが嫌で、カバーを避けると釣れない→結局嫌になる
っていう苦手の悪循環にハマる人も多いので、苦手意識がある人は根がかりを恐れずが沢山投げ込める、コスパに優れたスピナベを投げ倒してみるのも有効だと思いますよ。
まずは恐れずに投げる!
苦手の悪循環から抜け出したい人にはダントツでおススメですよ。
そして、”やっぱりド定番は外せない!”っていう事で、エバーグリーンのDゾーン。
おわりに:スピナベの威力は投げ続けた人にしか分からない!
スピナベは苦手意識が強い人が多いルアーだし、プレッシャーが高い関東のバサーだと投げた事すらないっていう人さえいるかもしれない。
それ、勿体ないよ!
出しどころが分かれば、これほど爆発力を発揮するルアーは無いんじゃね?っていう位デカいのが反応したり、バカスカ釣れることも珍しくない。
オレ自身、バス釣りの基本的な考えはスピナベから学んだと言っても過言じゃないです。
でもね、その出しどころを理解するには、”釣れない”時間を沢山積み重ねないといけない。本文にも書いた通り、魚を選ぶルアーだからね。
だから、沢山考えよう。
釣れない事実にも、釣れた事実にも大きな意味をもたらすのがスピナーベイト。
諦めずに投げ続けていれば、
「スピナーベイトって凄い・・・」
と、手が震える瞬間は必ず来ますよ。
参考になれば幸いです。
以上、ムラキでした。
この記事も読んでかない?↓